おととい小豆を炊いていた祖母は、
昨日おはぎとけんちん汁をこしらえておりました。
何でもない日におはぎは作りません。
カレンダーを見ても何も書いてありません。
今日はうどんを打つ祖母に、おはぎを作った理由を質問。
「昔は “とおかんや” っていうのをやったの。
稲のワラを束ねたやつで地面を叩いてモグラを追い払うのよ。
芋がらを入れるといい音がするらしいけど。見たことない?」
んー???
とおかんやは「十日夜」。旧暦10月10日の行事で、
新暦11月10日に行われる所が多いそう。
どうやら母が子供の頃(40年前)まではここらへん
(埼玉県西部)でも行われていたそうです。
ワラを束ね棒状にぐるぐる巻きにした”ワラ鉄砲”を手に、
子供たちが「とーかんや とーかんや」と唄いながら
パンパンと庭を叩いて家々をまわります。
「体の大きな子は太いのを持って、ドスンと音させる。
隣町のやつらと競って叩いたんだ」と祖父。
こんな感じ・・・?
その十日夜に食べていたおはぎとけんちん汁だけが、
我が家では今も残っているというわけでした。
いい話が聞けたなぁ。
祖父母と一緒に暮らせて本当に良かったと思う瞬間です。
とおかんや…初めて聞いたけど、父に聞いてみたら知ってた(@_@)
返信削除えりの家って他にも十五夜とかいろんな行事を大切にしてて素敵☆
ナオコ
返信削除ひとつお勉強になったよねー。
行事は色々あったほうが毎日楽しいし♪