2007年9月30日日曜日

中之条のちいさい秋


黄金の海。稲刈りの季節。

田んぼの色を知るのは、旅の楽しみのひとつ。

逆に言えば、普通に生活をしていると田んぼに出会わない。

今はそんな生活の方が不自然な気がしてきた。



風が冷たくなってきて
空が高くなってきて
夜が来るのが早くなってきたから
そろそろ支度をしないと。


今年の秋の目標は
日本の秋を堪能すること。
それと
太らないこと。

中之条ビエンナーレ


中之条ビエンナーレ2007

現代の作家による里山ふるさと美術祭

群馬県吾妻郡中之条町を舞台とした二年に一度の美術祭

の、第一回目です。

NHKの地域のニュースで知って行ってきました。



(浦部裕光「Still」 at伊参スタジオ)
廃校だとか、国の重要文化財に指定されている民家だとか、
いい味出してる建造物が点在している中之条町。
そこに違和感無く作品が展示され、
さらに建物が生き生きとしている様が印象的でした。


(佐藤紫寿代「organogenesis」 at岩本公民館)↑髪の毛!
無料でアートに触れられるというだけでなく、
里山を訪れる良い機会だと思います。
もっとたくさんの人に訪れてもらえたらいいですね。
車が無いと各会場が回りづらい(休日はシャトルバスが
運行されていて、頑張れば一日で全部回れるかな)とか
問題はありますが、次回に期待します。


訪れていたのは、近隣の家族連れの方が大半。
「お父さんは小学校の時ここのでキャンプしたんだぞ」
「あらーお嬢さん大きくなって!」
なんて会話がちらほら。
会場の受付は、地元のおじさんおばさんボランティア。
「出展者さんも、旅費も弁当も出ない中でやってくれました」
と町役場の方。
そんな暖かみのある美術祭でした。
規模の大きい里山芸術祭といえば越後妻有アートトリエンナーレ
こちらも次回は2009年です。

2007年9月29日土曜日

里山芸術散歩@中之条


群馬県の北部にある中之条町にやって来ました。

来月の8日まで、町全体が美術館になっている中之条。

廃校や倉庫、酒蔵など、貴重な古い建物を使って
現代美術作家の作品が展示されています。

11箇所の会場は全て無料。

四万温泉や沢渡温泉の近くなので、会期中お暇な方は
ぜひ訪れてみて下さい。

スタンプラリーで温泉割引などの特典もございますよ。


あーいい湯だった。


2007年9月25日火曜日

中秋の名月


今日は十五夜。
お月様が見えるお部屋にススキと十五夜草を飾り、
お団子とお芋、梨や林檎などをお供えしました。

外に出てみれば、月明かりの影がはっきりと。

雲に邪魔されることなく輝く月の下
心地よい秋風を体に受けながら、
数百年前に生きた人々もこうして月を眺めたのだと
思いを馳せたりなんかして。

あぁ、お月見日和。

中秋の名月が満月になるとは限らないようで、
今年で言うと満月は二日後です。

明日もあさってもその次の日も、晴れたらきっと
お月見日和。外にごろんと寝転がって、
夜風が気持ち良い今の季節を逃さず楽しもう。

お月様も何かパワーをくれる気がする。

2007年9月24日月曜日

トーキョー中街


芸術の秋ですよ企画第一弾@六本木

六本木と言えば今や上野に並ぶ美術館街。
本日は、今年3月にできた東京ミッドタウン内の
サントリー美術館に行ってきました。

それにしてもこの手のビルはここ数年でいくつも
建ってますね。
ショップもレストランも私には縁遠いお店ばかりで
あんまり興味ないんですけどね。



ミッドタウン内部。落ちてくる水が不思議。
サントリー美術館では現在、
『BIONBO/屏風 日本の美』展が開催されています。
屏風絵、好きです。
パノラマ写真なんて比じゃないあのスケールの大きさ。
いくつものドラマが一つの作品に収められているんです。
何時間でも楽しめそうな細かく描かれた作品もあって、
家に持って帰って飾りたい気分でした。
その前に屏風が飾れる家が必要ですが。


「若いうちに美術館を訪れて、たくさんの芸術作品に
触れておいた方がいい。自分への投資だと思って。」
ある方にそう言われたことがあります。
「感性が養われるから」と。
絵画を鑑賞したからといって、翌日から何かが変わる
ということはなく、感性が養われているのかどうかも
今はよくわかりません。
でもきっと、知らず知らずのうちに私の体内で養分と
なって、少しずつ少しずつ表れてくるのでしょう。

2007年9月23日日曜日

ちゅーんち パート2


どこかで見た光景。デジャヴ?
いえいえ、お彼岸は年二回ありますから。
てことはちゅーんちも年二回ありますから。

ようやくちょっと涼しくなった秋分の日。
墓参りから帰ってきた一行は今日も、相撲を見ながら
飲めや食えやの大騒ぎ。
さすが親族。笑い声がデカイとこ、みんなそっくり。

もしや私も似たかな・・・自覚無いけど。



見よ、来年80歳とは思えぬこの姿。
今日もおうどん美味しかったよ。
兄弟たちの昔話は、70年も前にさかのぼる。
最近耳が遠くなってきたと皆口々に言う。
でも「耳が遠いやつは長生きする」だって。
余計な事を聞かなくて済むから。

2007年9月22日土曜日

布裂き女


口裂け女の存在を本気で怖がって、
夕方一人で家に帰る時は猛ダッシュしていたあの頃。

そんな話とは何の関係もありませんが、
押し入れでずっと出番を待っていたハギレを
リサイクル女は片っ端から裂いてみました。

色も柄も微妙で、このまましまっておいても仕方ない。
だったら思い切って裂いてしまえ。
そしたらそれを~~~


編んでしまえ~。かぎ針でかぎ編みしてしまえ~。

さてこれは何だろう。鍋敷きになるかな。
糸がぴょんぴょん出てたって、家で使うものなら
いいじゃない。それも味があっていいじゃない。

次はマットを編んでみよう。
そうだ、麻ひもと組み合わせて小物も作ってみよう。

2007年9月21日金曜日

かきくえば


 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺    正岡子規

ウチの庭には大きな柿の木が2本あります。
硬くて小さい実の生る木と、軟らかくて大きい実の生る木。

私の好みは断然硬い柿。黒いはんてんのあるやつ、最高。
その硬い方の木が色づいてきたので、今日よさそうな実を
一個取って食べてみました。

うん、美味い!    ゴーン
よーし今年は食べるぞ~。    ゴーン



でも大きな柿の木はもうお年寄り。
そろそろ世代交代ねと、小さな柿の木も2本。
これがビックリ。
昨年植えたという、高さ80cm程の細い細い木の枝が
立派な実を一個だけつけたのです。
これを取って食べるのはもったいないな~。
でも食べずに朽ちて落っこちてしまったら、もーっと
もったいないな~。

ケイトウ


 鶏頭の十四五本もありぬべし    正岡子規

ケイトウ(鶏頭)の花にも種類があります。
まさに鶏のトサカ!というタイプもあれば、
このようにまさに・・・まさに・・・

脳みそ。

立派すぎてちょっと怖い。

ちなみに私は昔、ケイト(毛糸)だと思ってました。
それもなんかわかりますよね。

2007年9月19日水曜日

花コヨミ


「いつも十五夜の頃に咲くから十五夜花」

そう祖母が教えてくれたこの花は、
シオン(紫苑)、別名を十五夜草と言います。

背の高いものは2m近くあり、花を見上げれば空。
この花越しに月を眺められたらとっても綺麗だろうな。

今年の十五夜は9月25日です。お月見しましょ。



こちらは庭ではなく道端で。
この花はご存知ヒガンバナ(彼岸花)、別名を曼珠沙華。

この色といい形といい、毒を持っているところといい、
やはり あの世=彼岸 の花という感じがしませんか。

明日は彼岸の入り。
曼珠沙華の群生地、日高市の巾着田はもうすぐ見頃かな。
真っ赤な海の中にポツンと咲く白い曼珠沙華が印象的ですよ。


2007年9月17日月曜日

めだかの学校


祖母念願の睡蓮の花が、初めて咲きました。

朝7時頃開いて昼の12時には閉じてしまいます。
今日が三日目。一体何日間咲くのでしょう。


発泡スチロールの池の中では、睡蓮の下でめだか君たちが
紅白に別れて運動会。徒競走のみですが。
めだかって一色じゃなかったんですねぇ。

ボウフラを食べてもらうために飼っているめだか君。
結構可愛いですよー。
かなり増えますよー。

2007年9月16日日曜日

伊豆ヶ岳ハイク


朝7時15分に西武秩父線の正丸駅を出発。
正丸峠には行かず沢の近くのルートで伊豆ヶ岳へ。

急な上りと恐ろしい暑さに息が上がったけれど、
一時間半後に出会えたこの景色に報われました。

岩場の上でスリルを感じながらの撮影ですよー。

その後アップダウンを繰り返しながら、
古御岳、高畑山、天目指峠、そして子ノ権現へ。


真っ赤な仁王像も凄いけど、
林家ペーパーみたいなペアルックの二人も凄い・・・。
子ノ権現(天龍寺)は足腰の病に御利益があるということで
沢山の人が訪れます。すぐ下まで車で来れますし。
ここで一番の見所は、


重さ2トンの鉄のわらじ。
しかも金ピカ。
ちなみに隣にはこれまたデカイ鉄ゲタもあります。
しかも夫婦ゲタ。
どうかこれからも元気に歩けますように・・・


吾野駅までの道沿いに、武蔵おいらせ自然遊歩道なるものが
あったので降りてみました。
私有地だそうで短い遊歩道ですが、川を間近に涼むことが
できたので感謝。ふぅ。
ほんと今日は暑くて暑くて、全身汗でびっしょりですから。


川近くの道にはシュウカイドウが咲き乱れていましたよ。
歩行時間約5時間の今回のコース、歩きがいがあって
ハイカーに人気だと言われるのもうなずけました。
ただし歩きづらい場所が多いので子供連れは厳しいかな。
よし、また涼しい時期に行ってみよっと。

2007年9月14日金曜日

花と部屋と心


あ、青じその花が咲いてる。


数ヶ月前からしていること。
自分の部屋の机の上に、花を生けること。

生けると言っても、化粧水が入っていたガラス瓶に
庭の花を3本くらい挿すだけ。それだけ。

さて今日は他に何が咲いてるかな。


目立たない所に小さな小さなハゼラン。線香花火みたい。
部屋に花を置くようになって良かったこと。
いつでも癒されること。
以前よりも部屋を散らかさなくなったこと。


シソに似ているハナトラノオ。今週はこの3本にしよう。
部屋を散らかさなくなってわかったこと。
昔の自分の余裕の無さと、今の自分の良好な精神状態。
「部屋は心の鏡」、その通りだということ。

2007年9月13日木曜日

鷹の爪


八月某日。

クリスマスのような色彩の鮮やかな実をつけた
植物がありました。

赤くなった実は収穫し、そのまま干して、
カラカラに乾燥した状態で保存します。

この実の出番は、寒くなるほど増えていく。


根菜の煮物に鷹の爪。
白菜の漬け物に鷹の爪。
きんぴらごぼうに鷹の爪。
あえてトウガラシとは呼ばずに鷹の爪。

台所に常備しておきたい香辛料ですが、これを刻んだ手で
目をこするのだけはやめておきましょう。

赤飯用


八月某日。

触角、あるいはカモメ、はたまたカカシのように
豆のサヤが実っていました。

サヤが枯れたら収穫し、そのまま干して、
カラカラに乾燥したら豆を取り保存します。

この豆の出番は、年に数回。


小豆のようで小豆でない。
小豆よりもちょっと大きく、
小豆よりも皮が固いので煮ても崩れず、
小豆よりも知名度が低い、この豆の名は「ささげ」。

我が家では、お赤飯に使うために少し育てています。
北海道では、お赤飯に使うのは甘納豆だと聞きます。
お赤飯には、ごま塩が欠かせないと私はおもいます。

2007年9月10日月曜日

片道6時間


残っている青春18きっぷを使い切りたい。
夕方出発したらどこまで行けるだろう。

という動機でやってきたのは会津若松でした。
昨年もこの時期に訪れているのに。

でも昨年は素通りした、ちょっと気になる所がありまして。
きっかけは雑誌の日本建築特集でして。


会津さざえ堂。
世界でも珍しい、二重螺旋構造の木造建築。
白虎隊自決の地として有名な、飯盛山にある塔です。
飯盛山は団体観光客がぞろぞろ来る観光地(だけど微妙)ですが、
この塔は400円もかかる(高!)せいか、私ひとりじめ。
上りと下りで同じ場所を通ることがない不思議空間。
2~3分で見られる所を20~30分かけて楽しんでいました。


その後、会津で観光の目玉として売り出し中のソースカツ丼を
食べに「いとう食堂」さんへ。
厚さ2cm以上のカツが柔らかくてジューシーで、ソースも
飽きがこない味でとっても美味しかった~。
ボリュームたっぷりで大満足。
陽気なお母さんの笑顔も素敵でした。


午後は駄菓子屋などを覗きながら町を歩いた後、
バスに乗って裏磐梯へ。
お天気が悪かったので磐梯山を拝むことは出来なかったけれど、
五色沼はちゃんと青かったので良しとします。
湖沼群を見ながら緑の中を歩ける探勝路は、青森県の十二湖を
思い出させました。ほら、あそこですよ。
日が暮れる前に電車に乗って、その日のうちに帰宅。
18きっぷ、十分元を取りました。でも6時間連続乗車はキツい!

2007年9月7日金曜日

アフター9号


雨は川へ。

ピーク時からずいぶん狭くなった様子の川幅は
それでもいつもの4倍で

西日に照らされ ごおおおおおお。




「昨夜はお騒がせしました」
お詫びの品は、夕焼けで。
赤く染められ ごおおおおお。
明日は猛暑がやってくる。

2007年9月6日木曜日

ヒマワリその後


リスの餌ではありません。人間のです。

以前何度か身体測定の結果をお伝えしてきた
ロシアンマンモスという巨大ヒマワリの種。

育て始めたきっかけは、「種が食べられるから」。
花も夏らしくていいしね~なんて思っていましたが、
頭上で咲かれると遠くからしか見ることができない
ということに、ずいぶん後に気づいたのでした。


この子は背が低かったのでモデルに。
花は身長のわりに小さいんです。
遠くから見るので、さらに小さく見えてしまいます。


ヒマワリが前を向いているのは、ほんの数日間。
次第に顔面が盛り上がってきて、重さで下を向いてしまいます。
こうなってくると、「元気な花」というイメージはなくなり
ものすごく落ち込んだ感じになっていきますね。


種が大きくなると、直径は30cmくらいに。
でかいです。重いです。
花が咲いた後一ヶ月くらいしたら収穫し、
お顔はそのままの状態で干しておきます。


おおーぎっしり!これはすごい量だ。
来年蒔く分の種を確保して、後は炒っていただきます~
・・・。
口で外皮を割って中味だけ食べるのって難しい・・・。
そうだ先にむいてしまってボリボリ食べてみよう~
・・・。
細かい!全然減らない!

2007年9月4日火曜日

ひらけゴマ


とっても綺麗なお花を咲かせていたゴマちゃん、
祖父の身長を越す程に生長しました。

ちなみに我が家で160cmを超えたのは兄一人です。

で、下の方のサヤが枯れてきたら、根元から刈り取り
葉を取り除いて束ね、風通しの良い場所に立てかけます。


さて、どこがどうゴマなのでしょうか。
ちなみにゴマはすった方がいいです。
上司に気に入られます。じゃなくて栄養の吸収率が高まります。
乾燥が進むと、サヤは緑色から茶色になり・・・


ひらいたゴマ!
はじけたゴマ!
全体がはじけたら、ユサユサ揺すってバラバラ落として
ゴミを取り除いて瓶に入れて台所へそして料理へそして胃袋へ。
炒りたてのゴマをすっている時の香りはたまりません。
ご家庭でもぜひ使う直前に炒ってみて下さい。

2007年9月3日月曜日

シェイクシェイク


コオロギの声を聞きながら、巨峰をほおばる秋の夜。
梨も美味しい季節になりましたね。

ではこの飲み物の出番もそろそろ終わり。
冷凍保存しておいた苺で作ったストロベリーシェイク。
牛乳と一緒にミキサーにかけるだけのお手軽シェイク。
ハチミツを入れるとさらに美味!!

ウチの苺の味の濃さがよくわかる
昨年富良野で味わったベリーシェイクに負けてない
夏の幸せドリンクでした。