2007年1月30日火曜日

芋洗いじいさん



天気がいいので鼻歌交じりに家に着くと、
庭で祖父が不思議な動きをしているではありませんか。

木の棒を持った左右の腕を、ゼンマイ仕掛けのおもちゃのように
交互に動かす祖父。

棒が浸かっている桶の中は、洗濯機のようにバシャバシャと音をたてる。

すると

茶色い水の中から、綺麗~なサトイモ登場。
芋、こうやって洗うんだ!


「“かんな”って言うんだ。木削るのもかんなだけど」と祖父。
こういう形状でなくても、小芋を入れた水を木の枝でかき回せば
芋同士が擦れ合って、きれいに泥が落ちるとな。
「芋を洗うような~」という言葉はまさにここからだね。
今日も美味しい きぬかつぎ。

2007年1月29日月曜日

ひなたぼっこ



なんて気持ちよさそうなの。

私は冬場、ミカンをたくさん食べる。 
そのミカンの皮は、こうして干されて畑へ行く。

ネギの根元に乾燥させたミカンの皮をまくと、
虫がつきにくいんだって。

へぇ。



今年の冬は暖かい。
夜寒くて寝付けないこともないし、
朝寒くて布団から出られないこともない。
助かるといえば助かるけど、
やっぱり心配になってくる。地球のこと。

2007年1月27日土曜日

いもりんごパイ



お芋とリンゴがあったなら、

一緒にコトコト煮てみましょ。


「昨日の夜おばあちゃんが作って食べたんだけど」

と言われてしまったなら、

お砂糖加えて シナモン加えて

パイ生地作って焼いてみましょ。



↑中身はこんな感じで二層にしてみました。


焼き上がる前に 家族がお茶を飲み始めちゃって、

すでに小倉デニッシュなんていう菓子パンを食べていたなら、

明日 食べることにしましょ。





2007年1月25日木曜日

宝登山ハイク



見頃を迎えた宝登山のロウバイ園を見に行ってみよう!

というわけで、風の又三郎を読みながら電車に二時間揺られ、長瀞町へ。

宝登山山頂へは長瀞駅の近くから出ているケーブルカーでも行けるけど、
私はハイキングマップに載っていた
『野上駅→宝登山→長瀞駅』 というルートを歩くことに。




長瀞アルプスをハイキング。
↑そんな名前が付いていたとは知らなんだ。
歩きながら景色を楽しむには、葉が落ちた冬のこの時期がいいそう。
私は植物がもうちょっとあったほうが楽しいんだけどね。


滑りやすい道を若干滑りながら上ったり下ったり上ったり。
最後にとどめの急な階段(約200段)を上りきると、ロウバイ園とご対面。
まだ蕾の木が多いけれど、上の方は満開だ。
青い空に黄色い花が映えるなぁ。
そしてなんていい香りなんだろう。



ロウバイにも種類がいろいろある様子。
花びらの形が全く違えば、香りの強さも違った。


すぐそばにある宝登山神社の奥宮をお参りし、長瀞駅方面へ下山。
ちょっとおなか空いたな。
あ、


茶屋でいっぷく♪

長瀞オマケ



宝登山ハイキングを終え、まだ時間があったので荒川へ。

20年くらい前?に家族で長瀞に来たとき、
この岩畳の上でお弁当を食べたことだけは覚えている。

遊覧船暇そ。

今日は風が冷たいしね。

帰るね。




川から駅までは、お土産屋さんと食堂がずらりと並ぶ。
みやげ物で多いのは、豆と漬物。
食堂のメニューに多いのは、そばとおっ切り込み。
“おっ切り込み”って、うちの方で言う“ひもかわ”みたいなもんかな。
山梨で言うほうとうみたいな。名古屋で言うきしめんみたいな。
で、あれこれ試食して結局 「秩父錦 吟醸無濾過原酒」 購入。
それでは今日のお気に入り↓


「御花畑駅」の待合所。
ちゃんとお花がここにある。


はい、元気です。


一つでいいです。

2007年1月24日水曜日

かくれんぼ

ウチの庭でかくれんぼ。



みーつけた。

ニンジンさん。







ダイコンもみーつけた。
手前はゴボウか。 隠れるのうまいな。


君、見えすぎ。
みんな、台所からお呼びがかかるまで、
そこでじっとしていてね。

2007年1月21日日曜日

商店街のひとコマ



ちょっとお隣の飯能市まで用事があったので、ついでにお散歩を。

小さい頃何度か通った道だけど、気づいてないことがたくさんあった。

例えばこの建物の存在。
うだつがあがった立派な蔵造りの町屋は、明治時代に作られた物らしい。
すてきだな。


今日歩いて見つけたお気に入りは他に、


こういう、か細い看板大好き。
申し訳なさそうな、腰が低そうな、憎めないような、可愛い感じが。
おっ


この八百屋もいいねー。迷い無し!って感じで。
ん?あれ?
八百屋じゃなくて焼き鳥屋らしい。
うわっ


やられた。グッときた。
何が起きたのか何屋なのかさっぱりわからないけど。
こんな感じで飯能の中心地には昔ながらの商店街が残っていて、
それを小さい頃は「ダサイ」と思っていた。
でも今は、とても羨ましく思っている。
呉服屋、床屋、かご屋・・・ずっと残っていて欲しいなぁ。

そば打ち名人への道



蕎麦といえば、手打ちで、お腹が苦しくなるまで食べるのが当たり前。

乾麺を蕎麦とは認めない。
蕎麦屋の量の少なさと値段の高さには納得いかない。

そんな10代でしたスイマセン。


私もそろそろ打てるようにならないとってことで
今日は祖母に教わりながら、やらせてもらいました。




本日はそば粉5割。県産の新そばでございます。
加える水の半量はお湯で、卵入りというのが祖母流。
まずお湯を入れてまんべんなく混ぜたら、卵を一個割り入れて混ぜ、
あとは生地の様子を見ながら水を加える。
ちょっと硬いかな?くらいで。ぎりぎりまとまればOK。
それを米の袋に入れて、上にのって足でフミフミ。
広がったらたたんで、またフミフミ。
こねあがった玉を手でまわしながら円錐形の形に整えて(難しい)、
つぶして、めん棒でのして、よれて、破れて、あぁぁ・・・


薄くのばせたら、たたんで切る。
太さがバラバラにならないよう慎重に切っていたら、
次第に腕が疲れて思うように動かなくなり結局バラバラ。
そば打ち名人への道は遠いな。。。
たっぷりの湯で茹でて、冷水でぬめりを取って、ざるに盛ったら
出来上がり。
明日葉と春菊の天ぷら&ネギと桜えびのかき揚を添えて、ごまかし作戦。


「美味しいじゃない。やっぱりいつもよりそば粉を多くしたからね。」
と祖母。
むぅー。
これからもっともっと上手くなってみせる!

2007年1月20日土曜日

えびす様に感謝



今日はえびす講。

地域によって日にちはいろいろかと思いますが、
我が家では1月20日と、11月にえびす様を祭ります。

他にも神様はいろいろいるけれど、えびす様は
商売繁盛の神様と言われたり、福の神の代表格みたいな感じだから
一般家庭でもこうしてやられてきたんでしょうね。



掛け軸を飾り、神棚のあれこれや彼方此方に置かれている
えびす様たちを特設テーブルに移動させてセット完了。
まとまりがないんだけど、なんかめでたいこの光景。
御供えするお膳(大黒様の分もあるから二膳)の内容は、
朝:飯大盛り・鯛・けんちん汁  夜:そば大盛り
実にめでたい。
神様にお供えしたものは、その後私たちが頂きます。
ということは、この日の夕食には尾頭付きの鯛が二匹も登場するのです。
・・・白状すると、これまで私にとっての「えびす講」は
「大好きな鯛の塩焼きが食べられるエビスコーという日」でしかなく
何の日なのか全く知らなかったし知ろうともしていませんでした。
ごめんなさいえびす様、美味しい鯛をありがとうございます。

2007年1月19日金曜日

葉っぱもん



今時期こんな野菜も食べてます。

左から
○○○○菜、○○○菜、○○○○草、○○菜。

わかりましたか?




こんどは右から
ほうれん○、小松○、水○、チンゲン○、左上がブ○ッコリー。
どれも大好き。
あ、ブロッコ○ーは葉っぱじゃないよ、カエルだよ。カエルじゃないよ、アヒル・・・
じゃなくて、つぼみだよ。
↓ブロッ○リーの葉っぱ


○ロッコリー、こうして見ると、キャベツの仲間だってのもうなずける。

2007年1月18日木曜日

今年の手帳



時間をかけて選んだ手帳に、シールを張ったり絵を描いたりした
学生時代の手帳は、今見ても楽しい。

写真は、部屋に飾ってある3年前の手帳の表紙。

雑誌『ぴあ』の“今週発売のCD”写真の中から気に入ったやつだけ
切り取って、一枚一枚貼りつけた力作!

気に入るジャケットが一冊に1、2枚あるかないかで大変なんだな。


で、メモ帳で済ませようかと思っていた今年、、、



思い切って製本からいってみようやってみよう!

むかし美術の授業で使ったスケッチブックをひっぱり出して、
使われることがなかった方眼紙と厚紙、
それに古着の着物の端切れを用意してみよう。

作り方はよくわからないけど、
カットした紙を半分に折り、針と糸で外れないように縫って、
表紙にボンドで布を貼ってみよう。

するとすると、



あーら不思議、小くてお洒落なノートのできあがり。

そしたら中のページに色鉛筆でカレンダーを書いてみよう。
すると不思議不思議、かわいい手帳のできあがり☆


文具屋で80円のミニノートを買ってアレンジしたほうが早いけど、
満足度が違う。愛着が違う。

そこが手作りのいいところ。


次は和紙作りからだな・・・


2007年1月15日月曜日

ヘアゴム白菜



冬の畑に見られる、ちょっと不思議な光景。

長髪のサッカー選手って試合中こんな頭してるよね。


白菜の頭が紐で縛られているそのわけは、

葉を霜から守るため。
外の葉は霜にやられて変色していても、中身は大丈夫。
農家さんでこれをやっているところは大変だと思うけど、
霜に当たった白菜君は、寒さに負けまいと糖分を増やすんだって。


そんな辛い試練も耐える甘い白菜君は、冬の食卓にかかせない存在。
彼のいない鍋なんて、
彼の漬物を食べない冬なんて、
あんこを入れ忘れた大判焼きみたいなものだわ。
(今ちょっと大判焼きを食べたくなったものですから)

2007年1月14日日曜日

スーパーなアリーナ



はじめまして、さいたま新都心。

何もないところにぽつんとあるビル群。

大きくて新しくて光ってるんだけど、なんだか寂しい。
けっこう賑やかなんだけど、なぜか寂しい。




まずは、さいたまスーパーアリーナの展示会場で開催中の
「人体の不思議展」へ。

学生の頃に東京で開催された時から見たいと思っていたのが、
今ようやく実現。
本物の人体標本を見ることは、自分自身を知ること。
自分も“生き物”なんだなぁと改めて気づかされた。
そして本日のメインイベント、「音楽の不思議展」へ。


じゃなくて東京スカパラダイスオーケストラのツアーファイナル☆
ハナレグミにCharaに甲本ヒロトも出演の豪華な一夜☆
すごいよね、音楽の力って。よくわからないけれどすごい。
だって広い広い会場に集まった大勢の老若男女が、
みんな笑顔になって踊りだすんだよ。
ステージ上のちょいワルおやじ
いや、かなりワルなおっさんたち、
��0年後もこうしてみんなを踊らせて欲しいなぁ。


ライブでポカポカになったのに、クローク待ちで外に並ばされ
完全に冷却。
で、温かいものを食べようと思ったのに、ライブのお客さんで
新都心じゅうの飲食店が満席になり入れず。
恐るべしさいたまスーパーアリーナ。

2007年1月13日土曜日

ちょっとずつ



我が家に売るほどある長ネギを誰かに食べてもらいたくて、
��0本くらいバッグに詰め込んでお出かけ。

電車内に漂うネギ臭・・・。
乗客のみなさんに心の中で謝りながら、三時間前まで土の中にいたネギを
三鷹と阿佐ヶ谷の食べもの屋さん二軒に配布。押し付け?

そのまま阿佐ヶ谷のお店『まにわ』さんで飲んできました。

カウンター8席だけの小ぢんまりとした清潔感のある店内で、
日本酒をちびちび。
ここは前の職場の先輩が一人で3ヶ月前に開いたばかりのお店。
久々に見る厨房での立ち姿は、女性だけれど惚れ惚れしちゃう。

ここで嬉しかったのが、お料理の出方。
ちょっとずつ色んなものを、いいタイミングで出してくれる。
お酒を飲む人、あれこれ食べたい人、一人で来たい人にぴったり。



ゴキゲンなひととき。

でも久しぶりに飲んだものだから、帰りに強烈な眠気と頭痛に襲われ
大変だった。
家にあるお酒をちょっとずつ飲むようにしようかな。


「ちょっとずつ」って、なんかいいな。

大きな幸せが来るよりも、ちょっとずつ毎日が幸せな方がいいな。




2007年1月12日金曜日

皮までいただき



ハッサク酒を漬けたときに出た沢山の皮は、砂糖漬けに姿を変えた。

甘さ控えめで、ほろ苦い。


容器に入りきらない分が鍋に残っていたので、細かく刻んでケーキに投入!





 作り方(不親切)

サラダ油と卵と砂糖を一緒に攪拌したところにハッサクの皮と粉を混ぜて、
型に流して焼く。


あら簡単。




ハッサクピールケーキの出来上がり☆

オレンジ色のつぶつぶがまんべんなく入ったこの感じ、いいわぁ。
惚れ惚れするわ。


あとに残るほのかな苦味が、大人の味。




さらに柚子マーマレード入りのクッキーも焼いてみた。

やわらかい柚子の香りが、なんか幸せ。


あ、クマの口って×じゃないのか。
えせブルーナ好きがばれてしまう。



2007年1月11日木曜日

根菜ズ

「むくみ、とれるかしら。」



土の栄養をたっぷり含んで育った根菜はミネラルたっぷり。
体を温める作用もある。


きんぴらごぼうをほおばってから、ご飯を口に入れるのが好き。
食物繊維もたっぷり。


準備が大変だけど、鍋いっぱいに作るけんちん汁は至福の味。
ニンジン・ダイコン・ゴボウ・サトイモ・豆腐の旨みが凝縮された汁は、
ひとくち飲むとジワーッと体に染み渡り、とてもとても温まる。


寒くて苦手な冬も、美味しいけんちん汁があるから嫌いになれない。
根菜偉い。
根菜ありがとう。