2006年12月31日日曜日

2006年、ありがとう。



大晦日。
部屋で一人、この一年を振り返る。

職場のみんなの顔
お客さんの顔
旅先で出会った人たちの顔

今年関わり合った数え切れないほど多くの人たち、
ひとりひとりの顔がはっきりと浮かんでくる。
しかも、みーんな笑顔。

なんて幸せなんだろう。

言葉にならない素晴らしい景色の数々も宝物だけど、
みんなの笑顔は私だけの大切な大切な宝物。

この恩返しをこれからも毎日していこう。
いつも笑顔で。



ゴーン。

2006年12月29日金曜日

おせち巻き巻き



もう3回寝るとお正月。そろそろおせちを作りましょ。

数日前からすでに仕込んであるのが一つ。それはゆず大根。
スライスした大根を天日で干して、ゆずの皮を芯にしてクルクル巻き、
針で糸を通してさらに干し、三杯酢に漬け込む。

私は今日は、田作りと栗きんとんを作った。
きんとんは家で作る人も多いかな。市販のは甘すぎて、私は苦手。

きんとんの作り方にある「さつまいもの皮を厚くむく」っていうのは、
白い汁が出てくる部分より内側をむくってことですよ奥さん。
私はむしろ皮の方を今晩のおかずに使うんだっていう勢いでむく。
で、天ぷらにしたりきんぴら風にしたり。今日は芋けんぴにしてみた。

あともう一つ、祖母・母・私の3人で仕込んだのがこれ。



昆布巻き、巻き巻き。

うちの昆布巻きは、小さく切った昆布で細切りの人参、牛蒡、油揚げを
巻いてかんぴょうで縛るという、シンプルかつ手間のかかるもの。

こたつでこれを巻いていると、あぁ年の瀬だなぁって思う。

それにしても今日は寒い。
こたつにもぐった時の幸せ度合いの高いこと。


2006年12月28日木曜日

餅つかない餅つきの日



毎年年末に我が家で行われる大きな行事、それは餅つき。
祖父の兄弟が集まって、3~4家族分の正月用の餅を作る。

上の写真は、「餅米ヲ蒸スノ図」。
大量のもち米を、薪を燃やしてどんどん蒸す。

大きな釜や蒸篭や七輪がある家なんて、この辺じゃなかなか無いはず。
今はこれら一式が使われるのは、一年でこの一日だけなんだけど。



そしてこれが「餅ヲツクノ図」。
はい、ついてません。機械式です。
餅が勝手にニュルニュル出てきちゃいます。

むかしむかしは臼と杵でついていたらしいんだけど、
つき手がいなくなってからこの餅つき機を使ってるんだって。
それがなんと40年以上も前から!
なんかコイツは100年くらい使えそうな気がする。



さあ迅速に行きましょう、「餅ヲ伸スノ図」。
アツアツのうちに伸し餅と鏡餅を作って、
からみ餅と大福もこしらえて、
釜のお湯でうどんを茹でたら終了。

↓「昼食ノ図」



食べ過ぎるなといわれても無理な日がある。




2006年12月27日水曜日

同窓会な忘年会



高校時代の部活の仲間は、一生モノだ。

集まるたびに、そう思う。
何ヶ月ぶり、何年ぶりに会っても変わらないから。

皆それぞれが少しずつ変わってきているはずなのに、
この関係は変わらない。

今日の忘年会には、10人が集まった。
私はこの日をとても楽しみにしていた。
ある報告を聞くことができる、と聞いていたから。

「来年結婚します」

2人の口から出たその言葉。
自分のことのように嬉しくて、涙が出た。

25~26歳に最初の波が来る。
という話は、よく聞くけれど本当だった。
結婚だけじゃない。転職をする者も多い。
社会に出て3年というのは、一つの転機なんだなぁと
改めて感じた。

踏まれながら強くなる。
傷つきながら磨かれる。
みんな歳を重ねるごとに、もっと美しくなっていくんだろうな。
これからますます楽しみだー。


写真は、「サービスです」と出されたウニ。
二皿も来た。なんで?なにごと?

梅、開花



梅の盆栽の花が開いた。
いつもは2月に満開になるけれど、今年はどうなるのかな。

昨日の台風のような豪雨。
今日の異様に高い気温。
なにがなんだか。




玄関にあるのは寒さに強い葉牡丹。
綺麗でしょ。でもよく見るとね、鳥に相当食われてる。
私は、庭に鳥がやってくるなんて風流だなーって思うけど、
祖母は追い払うのに躍起になっている。
大事に育てたんだもんね。
でも食べたくもなるよ、葉牡丹って言ってもキャベツだもん。
私が見ても美味しそうだもん。
いや、食べないよ。
私はこれ↓食べるから。


最近のおやつは、茹でたてのきぬかつぎ。
ホクホク、ネットリ
味噌も何もつけなくても、すごく美味しい。
自分も子供にこういうおやつを食べさせるんだ。

2006年12月25日月曜日

記念日のケーキ



連休は、みんなどんな過ごし方をしていたのかな。
クリスマス前だからイベントがあった人もいたでしょう。

「キリスト教徒でもないのにさ」とか
「日本人はクリスマスをはき違えてる」とか
そんなことはもう言わなくていいじゃん。
日本独自の「クリスマス」というお祭りってことでいいじゃん。
と最近思う。←(昔は言ってた人)

そんな私は、この晴天を逃すまいと部屋の大掃除。
松居一代が言うように、部屋は心の鏡だから綺麗にしないと。
と本当に思う。←(昔は片付けられなかった人)

…人って変われるよ。


さて、今日は12月25日。
デコレーションケーキを作ります。



最近チョコレートな気分なのでそんな感じで。漠然とした感じで。

・スーパーの88円均一お菓子コーナーで買ってきたピーナツチョコを
溶かしてガトーショコラを焼く。今回はこれが土台。

ドーナツ型の理由は、丸型が見つからなかったから。
別に何型だっていいんだけどね。

・膨らんだ分は切落として細かく砕く。さらに3等分にスライス。

アーモンドプードルじゃなくて米粉を入れて焼いたら、
サクサクした食感になって、すごく切りやすかった。

私は洋菓子作りにも米粉をどんどん使う。
下がりっぱなしの米の消費を上げていこうよみんな!

・溶かした板チョコ(88円)を混ぜたホイップクリームと、鹿児島の
親戚からお歳暮に届いたポンカン(皮は取り除く)をサンドする。

あるもの使わないとね。



・残ったクリーム、砕いたケーキ、チョコレートなどでデコレーション。

クリームをならしたり搾り出したりが上手くいかない人には、
スプーンの背でペタペタやるのがオススメ。簡単に、それっぽくなる。
あとはアレくっつけたりソレのっけたりして完成。


おばあちゃん、お誕生日おめでとう!


誰かのためにお菓子を作っている時って、本当に楽しい。

今日の幸せな出来事
 祖父、切り分けたケーキを持って祖母に 「ハッピーバースデー」
 祖母、それに対し 「・・・ほぁ?」
結婚して以来初めて言われた言葉に、何が起こったのか理解できなかったらしい。

2006年12月23日土曜日

東京タワーに上る



「そういえば、東京タワー上ったことないや」
なんてこと、今までは考えもしなかった。

近いから別にねぇ じゃなくて、
近いからよく知ってるよー が良くない?
と、今は思う。

いずれ旅人を迎える立場に立ちたいし。


で、先月パリに行く前に行われた一人連想ゲーム
「パリといえばエッフェル塔、エッフェル塔といえば東京タワー」
の流れで、東京タワーの展望台へ行ってきました。



あえてクリスマス前の金曜の夜に!
あえて女子二人で!
あえてサラリーマンに混ざって寿司なんか食べてから!
行ってきました。なんて楽しい演出でしょう。
夜の東京タワーの真下に来るのも初めてだった私。
見上げるとなかなか迫力があって、カッコいい。
並んでチケットを買って、地上150mの大展望台へ。
エレベーターに乗って、ピチカートファイブの「東京は夜の7時」
を思い出す人はどのくらいいるかなー。




展望台から見渡す東京の街は、360度ビルだらけ。
普段街中にいると嫌になっちゃうけれど、こうして夜景を見てると
綺麗だなーって感じる。現実味のない景色。
温暖化とか大気汚染とかストレス社会とか色んな事が気になるけれど、
「東京ってすごいな」と、単純に思った。
それと同時に、日本に東京は一つでいいと思った。
色んな意味で、見ておいてよかったな。

そうそう、東京タワーのマスコット『ノッポンブラザーズ』(双子)は、
今日12/23が誕生日らしい。
異常に頭が長い彼らの夢は「子供から逃げられないようになること」。
ドンマイ。
そんな私も帰る頃には、頭から東京タワーが生えてきていた。


にょきっ♪

今日の幸せな瞬間第一位
「寿司屋で食べたしめ鯖とあん肝が、言葉にならない美味しさだった時」

2006年12月20日水曜日

小鹿クッキー



小鹿型クッキー。
小鹿風クッキー。
小鹿風味クッキー。
小鹿入りクッキー。
小鹿がクッキー。
小鹿がウッキー。

ほんとクッキーって楽しい。

2006年12月16日土曜日

秋色探し



晴れた日は外に出ないともったいない。
とてもとても眠かったけれど、紅葉がまだ間に合う
かなと、散歩に出かけた。

近所の神社には、黄色いイチョウの木の下で遊ぶ
親子や、「お母さん、お母さん、煮込みうどん!」と
叫ぶ子どもの姿が。

煮込みうどんね。
じゃ私はかぼちゃのほうとうがいい。



で、今日は隣の市にある公園まで行くことにする。
確か3年前もこの時期に、イチョウの木を撮った後
その公園に向かい、途中でカメラを壊したっけ。


歩いていると、見たことのない標識を発見。
「ふれあい茶ん歩道」
へぇ、うちの市(お茶の名産地)も頑張ってるな。
ちなみに“ちゃんぽ”かと思ったけど“さんぽ”らしい。
ちなみにFMラジオ局の名前は「茶笛」と書いて
“チャッピー”。


でも茶畑を一つも目にすることなくおちゃんぽを続け、
公園に到着。



寂しい・・・

黒ずんだムーミン屋敷、緑色の池、土曜日とは思え
ない静けさ。
空も曇ってきて、強すぎる哀愁に勝てず家に帰る。

晩秋。

2006年12月15日金曜日

帰ってきました。













一ヶ月間ヨーロッパの旅を終えて昨日帰宅しました。
今回の旅で感じたことはこんなこと。

・古いものを大切にし、日本の文化を知り、誇りを持とう

外国に一番見習うべきところ。自分自身では以前から思って
いたけれど、さらにその考えが強まりました。日本人にこうい
う考えの人がもっと増えるといいなと。
その上で、異国の良い文化は取り入れましょ。

・日本に来た外国人に親切にしよう

困っている外国人観光客がいたら出来るだけ助けたい。
外国から来るお客さんの立場を知るいい経験になりました。

・日本は美味しい

素材はいいし、和食って栄養バランスいいし、外国料理だって
本場に負けない味を出せる職人さんが沢山いるし。
ちなみに今回訪れた国で一番美味しかったのは、フランス。

大まかに言うとそんなかんじです。
さて、また日本の面白いところを見つけにかかります♪



2006年12月14日木曜日

欧州の旅、最終日。

朝はシェーブルと生ハムとレタスを黒けしの実つきのパンで挟ん
だサンドイッチを買い、もぐもぐ食べながら空港直行バスに乗車。

飛行機の搭乗直前の免税店で、少し余ったユーロを使い切ろう
と買い物。レジのおばさんが金額を間違える。おかしいと言うと、
「あなたは○ユーロを二つ買ったでしょ」とおばさん。違う。
実際○ユーロは一つで、それと似たもう一つは△ユーロ。
「だからこれは○ユーロなのよ!!」と商品の所まで行って物を
見せ叫ぶおばさん。
袋から品物を出して「こっちは△ユーロ!」と言う私。

大きなため息をついて首を振り「最悪だわ」みたいなジェスチャー
でブツブツ言いながら計算し直すおばさん。
何よ~私が悪いみたいな~。
でも焦って買い物をする言葉の通じない日本人で超混雑してたから、
おばさんも疲れてたのよね。と。

飛行機はエールフランスと大韓航空の共同運航便で、機内食の
メインはチキン(仏)or プルコギ(韓)。私はチキンで。美味。
完全な洋食メニューだろうと、チューブ入りコチュジャンが付いて
くるところは韓流。セルフの夜食が「辛ラーメン」なのも韓流。

成田に着き、入国審査官に「お疲れ様です」と言われホッとする。
空港から乗った電車を降りて、ホームで切符を捨てようと思った
けれど、まぁ後でいいかとポケットに入れた。
改札に切符を通さないと出られないことをすっかり忘れている私。
あぶないあぶない。

あぁ、イチョウが黄色くて綺麗だな。

家に帰って冷蔵庫を開けて、目の前にあった納豆を食べた。

2006年12月13日水曜日

パリ7日目。ゴージャス

パリ最終日、まずはオルセー美術館から。
印象派の有名な作品を多数所蔵している、
超人気の美術館。
ということを行ってから知った。

団体観光客の割合がかなり多くて大混雑。
しかもやけに日本人が多くて、話し声が気に
なってしまう(外国語だったらわからないから
気にならないんだけど)。
マナーだけは守りましょうねみなさん。

私はいつも彫刻より絵画ばかりを見るのだけれど、
ここでは石像にとても惹かれて見入っていた。
美しかったなぁ。

お次は日曜日に入れなかったオペラ座へ。
外観も素敵だけど、中に入るととーっっても素敵!ゴージャス!
この階段、このシャンデリア、まさに私が見てみたかった、きらび
やかな世界。あぁ客席にも行きたい、ここでバレエやオペラを鑑賞
してみたい…。

ひとつ夢ができたところで、チュイルリー公園へ。
ここは何度も歩いている公園。広くて、噴水があって、周りに椅子
があって、日光を浴びながら気持ち良さそうにしてる人が沢山いる。
ここ好きだな。

暗くなってきて向かった先は、凱旋門。今日は凱旋門の上に上る!
らせん階段を上り、テラスの一歩手前の展示室で外が真っ暗になる
のを待つ。

5時50分、恐ろしく寒いので気合いを入れてテラスへ。
わぁ
シャンゼリゼ通りが、その先のコンコルド広場の観覧車が、逆側に
は新凱旋門が、四方八方には車のライトが、そしてエッフェル塔が、
キラキラしてる…

寒さも忘れ、光の写真で遊んでいると「始まった!」という声が。
おととい見逃した、エッフェル塔の点滅が始まった。
もうキラッキラというかギラギラというか。チカチカじゃない。
派手だなー綺麗だなー。
よし、これで満足だ。

友人宅に帰り、鍋を食べて汗をかく。
先月食べて美味しかったから、最終日の夕食にリクエストしておい
たトムヤム鍋。
もうこっちの食事にも満足したし。そんなに食べてないけど。
こっちの食事は脂肪分が多くて飽きるから、ちょっと食べられれば
いいの。

最後は雑炊で〆。

2006年12月12日火曜日

パリ6日目。古いの新しいの

本日のメインは、国立近代美術館。
建物自体がパリでは異色の、かなり斬新な
デザインと色使い。
街中にこれが現れた時にはびっくりする。

いやー、楽しかった。
映像作品が結構好きな私。展示テーマが
「ムーヴメント・デ・イマージュ」
で、映像作品をたくさん見ることができて
本当に嬉しかった。
いくつかDVDに焼いて家に持って帰って
見たかったなぁ。

美術館の後は、周辺のユダヤ人街を散策。
無料で入れる美術館を教えてもらって行ったけれど、月曜は定休日
だった。まぁ一日に二つ行くと疲れるからいいさ。
それにこの地区は他と少し雰囲気が違うので、歩いているだけでも
面白い。

マレ地区の名物料理ファラフェル(豆コロッケ)ピタサンドを昼食
に食べ、次はラ・デファンスに移動。
ここは変わったデザインの高層ビルが乱立している、新しい都市。
超巨大なオフィスビルの新凱旋門があったり、変なモニュメントが
あったり。そしてどのビルもバラバラな角度で建ってるのが面白い。

ここにあるショッピングセンター内の巨大スーパーで、友人と待ち
合わせをして一緒にお買い物。
冷凍食品売り場には、オーブンで焼くだけのエスカルゴが大きな袋
にどっさり入って売られていた。

フランスに来たからにはエスカルゴを食べたい…でも家にオーブン
がない…でも店で食べると高い…。
協議の結果、フライパンで焼いてもいいんじゃない?ってことで、
今夜はお家でエスカルゴ祭りに決定。
初めてのエスカルゴ。全然クセがなくて美味しかったー。
たくさん食べて、バターでちょっと胸焼けぎみだけど。

2006年12月11日月曜日

パリ5日目。パリの異国。

起きたら10時。10時間も寝てしまった。

今日は日曜日。ということでみんなで蚤の市へ。
クリニャンクールとモントルイユの蚤の市は
規模が大きくて、フランスじゃないみたいな
空気で凄まじいよと言われ、怖いもの見たさ
でモントルイユの蚤の市へ。

まず入口には、D&Gのベルトやルイ・ヴィトンの
財布をありえない価格で売る人達や、マルボロを
手に持って「マルボロマルボロ」と呪文の様に
連呼しながら売る人達が多数。

お店は質より量の世界。ガラクタも多い。なんだか空気が悪くて、
全部見る気になんてなれない…。
でも古着はなかなか可愛いのがあって、日本の古着屋さんが買いに
来ていたから、そこらへんだけ見てもいいかと。
全体的にはヴァンヴの蚤の市の方が好きだな。

それからオペラ座を見学しに行こうと行ってみたけれど、今日は何
かで使われるらしく中に入れず。
友人とはまた夜に待ち合わせをして、一人でぶらぶらすることに。

バスティーユ広場まで歩き、その周辺をウロウロ。
飲食店が並ぶ通りは、寿司を売りにした日本食屋が多い。
「にきり寿司」ってある店とか、怪しいよなぁ…。

今晩はその界隈にある、友人おすすめのモロッコ料理店でご飯。
フランスは近いから、お店が結構あるらしい。
ここで人生初のクスクスと、タジン(煮込み料理)を食べる。
子羊ばかり注文。
これがとっても美味しかった!大満足。

食後にハーゲンダッツに寄り道してからエッフェル塔の近くへ。
毎正時に10分間キラキラと点滅するから、その時間に行こうとして
いたのに、なんだかんだやっていたら間に合わなかった。
寒すぎるので50分も待てず帰宅。また後日見よう。

2006年12月10日日曜日

パリ4日目。歩く。

人が通る気配で目が覚める。車内は真っ暗。
みんなが降りるので降りてみたら、
パリに着いていた。
クロワッサンを食べて、3週間ぶりの友人宅へ。

昨日の嵐から一転、今日は珍しくとても
いい天気。
週二回だけ開かれるという市場に、友人と
一緒に行った。
魚、肉、野菜、チーズ、花など色とりどりの
新鮮素材が並ぶ市場。
日本では見かけない食材が多くて楽しい。

今夜はムール貝を食べようということで、ムール貝1kg(約600円)
や付け合わせの野菜などを買う。
ピザの様な食べ物を焼いている店もあったので、中にほうれん草を
包んだやつを食べてみた。野沢菜のおやきみたいな味だった。

友人と別れ、パリ歩き開始。まずは凱旋門を見に行ってみる。
シャンゼリゼ通りで、ある建物の前に集まり写真を撮る人々が。
何かと思ったら、ルイ・ヴィトン本店だった。へぇ。

思ったより大きかった凱旋門を見上げて、それから夜になるまで、
ひたすら歩いた。
セーヌ川沿いの古本市、大聖堂裏の公園、モンマルトルの丘、ムー
ランルージュ、夜の眩しいシャンゼリゼ通り…

都会を歩く時は、速足で、眉間に力が入ることに気付いた。

帰ってムール貝祭り。鍋一杯の白ワイン蒸し♪
ベルギーで食べなかったのが心残りだったから、嬉しい美味しい。
また来ることがあったら、鍋一杯を一人で食べ切るんだ。

2006年12月9日土曜日

リヨン→ストラスブール→パリ

今朝も小学生たちが騒いでいる。
彼らの後に食堂に行くと、食べカス
だらけで汚いのなんの。
パンとシリアルだけの簡単な朝食
だったけど、やっぱフランスパンは
美味い。それにしても皆上手に
半分にして食べるなぁ。

台風みたいな風が吹荒れるなか、
リヨンの町並みをしっかりと眺めながら
駅まで歩く。いい町だったな。

朝早い列車を今日も断念した私は、次の列車が来るまで駅の待合室
で過ごした。外は暴風雨になっている。
今まで何にいくら使ったかをノートにまとめながら、フランスは食
費が高くつくなぁと思いつつ、サンドイッチ屋に行って昼食購入。

昼時になるとみーんなサンドイッチを食べながら歩いているので、
どうしても食べたくなってくる。ひとつ600円くらい。
今日は、ハム、レタス、シェーブルチーズという素敵な組み合わせ
を発見!あぁ美味しい…。

ユーレイルパスも残り二日なので、今日は一気に北上。
ドイツの隣のストラスブールまで5時間。着いたら夜。

ストラスブールのクリスマスマーケットは、歴史があり有名だとい
うことで、大聖堂前へ直行。
チカチカ発光するサンタの帽子をかぶって楽しむ大人たちと一緒に、
ホットワインを飲む。
ここは白ワインで有名なアルザス地方。ホットワインも珍しく白が
あったのでそちらを。またいつものとは全く違った味わい。

友達と食べようと、大きなシュトーレンを買って駅へ。
今夜はユースホステルが一杯で、だったら帰っちゃえー、と夜行で
パリへ帰ることにしたのです。

駅で寝台列車の予約をしようとカウンターのお姉さんに話すと…
「その列車、今夜ないから。朝のでいい?」と苛ついた様子。
ないって、私間違えたかな?と思いつつ、列車の発車・到着時刻が
映し出されるモニターを見ていると、パリから来る列車が全て二時
間から四時間も遅れている。これはやな予感…。

そのうち、私が乗ろうとしていた列車が表示された。
運休…
ないものは仕方ない。でも駅で6時間待つのはしんどい。
次第にカウンターが、その列車の予約をしていた乗客でごった返し、
それを眺めながら「ヨーロッパ満喫してるな」と思う私。

なにやら臨時の列車が表示されていたので、その行き先の時刻表を
調べてみる。すると、他の路線のパリ行きに接続しそうな雰囲気。
きっとそのための臨時列車なんだなと思い、乗る。

ところがほとんどの乗客が途中で降りてしまった。
あれ、もしかして皆パリ行きたい人達じゃなかったの?
不安になりつつ終点で降りると…パリ行きの列車が待ってる!
あぁ良かった〜。他の人達どうしたのかなぁ。

結局予約料金もかからなかったし、めでたしめでたし。
安心して車内で小さく横になったのは、すでに二時過ぎ。
パリに着くのは五時間後。

2006年12月8日金曜日

リヨンとちょこっとアヌシー

早起き出来たら7時過ぎにチェックアウト
して8時の列車に乗って、アヌシーへ
行って来ようかと思っていたけど、起きれず。
次の列車が四時間後なので予定を変更して、
ゆっくりしてからさぁ出るかと鏡の前で
身だしなみを整えていたらコツンガシャン!へ?

洗面台の横についていたガラスボードに腕が
当たって、外れ落ちて粉々に割れてしまった。
軽く当たって外れるほど、簡単に引っ掛けて
あるだけだった。

えぇ〜〜と思いつつ、まるで何事もなかったかのように綺麗に破片
を片付け、チェックアウトの時におじさんに正直に話した。
すると「あぁ、いいから」と言った感じで手と首を振り、宿泊料金
だけ請求。はぁ良かったー。

今夜もリヨン泊だけれどユースホステルなので、とりあえず荷物を
置きに行く。
朝食を食べておらず、お腹が減って力が出なくなったので、途中の
カフェで100円くらいのチョコパンを買って食べた。サクサク♪
このサクサク感はなかなか出会えない。さすがだな、美味しいな。

まずはYHがある旧市街を散策。
高台にあるフルヴィエール寺院まで歩いて上ることにした。
これが結構しんどい。でも季節外れの花をつけた植物たちを楽しみ
ながら上まで上り切る。するとそこには現実離れした景色が…
リヨンの美しい町並みと大きな空。地球って丸いんだなーと改めて
感じた。

フルヴィエール寺院の中もまた素晴しかった。すごく私好み。
天井、壁、床、どこを見ても絢爛でこまやかな装飾は、ずっと眺め
ていても飽きない美しさ。

昼からは列車でアヌシーへ。
往復で4時間半かかるので、本当に少ししか滞在しなかった。
でもアルプスの山が拝めたし列車の中でゆっくり出来たので良し。
一旦YHへ戻り、夜のリヨンへ〜。

今日から4日間、夜のリヨンがかなり面白いことになると観光案内
所で昨日知り、ラッキー♪と今夜を待ちわびていたわけで。
ただものではないイルミネーションが見られるわけで。

大聖堂もオペラ座も橋も何でもかんでも、町じゅうがアーティスト
たちの手によって光と音のアートに包まれてしまうこのイベント。
ストーリー仕立てで拍手喝采を浴びる作品も、このセンスどうよ?
っていう作品も様々。
雨にもかかわらず人で溢れお祭りムードの街中を、あっちこっち歩
き回って鑑賞していたら、あっと言う間に11時を過ぎていた。

YHに帰ると、修学旅行の小学生たちがドタンバタンキャーキャー
うるさい!先生の「シーッ!」で静まったかと思うと、またすぐに
騒ぎ出す。なんて元気なんだろう。若いってすごいなぁ…

2006年12月7日木曜日

ベルン→ジュネーブ→リヨン

イマイチな朝ご飯を食べ外に出ると、
雨ザーザー。
傘が必要なほど降ったのはこっちに
来てから初めて。

ベルンで熊をたくさん見つけようと
思ったけど、暗いし気分も沈むので
早めに次の場所へ移動することに。

まずは列車で一時間ちょっとのジュネーブへ。
ドイツ語圏からフランス語圏に変わる。

車内ではフランス語、ドイツ語、英語のアナウンスが流れた。
地名の読み方が言語によって変わるって、ややこしいから現地語で
統一しようよねぇ。

今日初めて列車で、子供連れの家族用座席というものを発見。
なんと車内に、パズルや滑り台が置かれたプレイルームが。
これいいな。

大きな湖に向かって段々畑が広がる素晴らしい風景を通り過ぎたら
あの有名なジュネーブに到着。
駅を出て真っ直ぐ進むと湖に出て、巨大な噴水を見ることができる。
天気が悪くてモンブランの姿は拝めず…残念。

さっさと駅に戻って、フランスのリヨンに向かうため列車に乗る。
山の谷間を走る列車。白い岩肌と滝や川が間近に見えて楽しい。
寿司食べたいなーなどと考えながら二時間、美しい町並みが見えて
きたら、そこがリヨン。

町を歩くと、ああフランスだなーって思う。
建物、レストランの雰囲気、服のセンス、赤信号でも渡る人々…
フランス人は隙を見てどんどん渡る。ついて行くと轢かれそうにな
るから要注意。

ここでもクリスマスマーケットが開かれていたので行ってみた。
スイスで食べてなかったラクレット(ジャガイモ+溶かしたチーズ)
みたいなのがあったので、食べてみる。
うまーい。ワインに合う。でも今日はおとなしくぶどうジュース。

お腹いっぱいになってホテルへ向かう。
広場にどどーんと大きな観覧車。
何か違うぞと思ったら、壁が無い。怖そうだな…。
まぁそんなことより、今日は嬉しいシングルルーム♪久々〜。
荷物を目一杯広げ、テレビをつけてゴロゴロ。
お、明日は晴れるみたい。

2006年12月6日水曜日

チューリヒ→ルツェルン→ベルン

初めて朝食のチーズがスライスチーズ
でもクリームチーズでもなく
カマンベールチーズだった。わーい。
それでもパンに無理矢理なすりつけ、昼用の
サンドイッチに。

チューリヒがあまりに暖かいので納得いかず、
もっと山寄りの町ルツェルンへ向けすぐ出発。
湖の横を列車が通り山が近付いてくるにつれ、
スイスっぽさを感じる。
牧草地にぽつんと建つ家もかわいい。

ルツェルンは都会だけれど、大きな湖と遠くの雪化粧した山の景色
が美しく、とても気持ちがいい町。
壁に細かい絵が描かれた建物や活気ある市場の中を通り抜け、古い
橋を行ったり来たりしていたら、どんどん空が晴れてきた。
いっつも曇り空なので嬉しくて、とにかく歩き回る。

城壁に沿って高台を歩くもよし、白鳥やカモを観察しながら湖畔を
歩くもよし、ショッピングを楽しむもよし…
気がつくとものすごい疲労感。
駅のホームで放心状態でチョコレートをかじったら、首都ベルンへ
移動。熟睡。疲れが溜ってきたなぁ。

ベルンは首都にしては、駅周辺はわりと落ち着いた印象。
YHに向かう途中に見えた、川の向こう岸の夜景がとっても綺麗で
それは良かったんだけど、YH周辺の道は真っ暗。
歩いていたら後ろから誰かにライトで照らされ、前からは大声で笑
いながら歩くおっさんが。怖っ。
中に入るとさびれた空気で、設備も悪い。
ここのYHは駅から近いけれど、あまりおすすめできない。

荷物を置いて町を歩いてみたら、レストラン以外の店は6時か7時
には全て閉まっていた。
駅に行っていろいろ見ていたら、地下の飲食店街の一角にアブナイ
人たちの溜まり場が。あんなに明るい所にあんな時間からあんなに
大勢のああいう人たちを見たのはヨーロッパでも初めて。

再び真っ暗な道をダッシュで通り、宿へ向かう。
向こうから鈴をチリンチリンと鳴らす二人組が歩いてきたので目を
凝らして見ると、セントニコラウスの衣装を来た人と、プレゼント
が入った袋?を担いだ相棒(泥棒にしか見えない)。静かに集合住宅に
入って行った。怖かった。

2006年12月5日火曜日

ザルツブルク→チューリッヒ

朝は宿からゆっくり時間をかけて、
駅まで歩く。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の歌を
ふんふん歌いながら。
石畳の小路の静かなたたずまいも、
お店が並ぶきらびやかな通りも、
澄んだグリーンの川に沿った散歩道も、
歩いていて楽しい。

この時期でも花が咲いている庭園越しに、
山の上にそびえる城塞が見えた。綺麗だなぁ。

列車に乗って、一旦またドイツへ。
ザルツブルクから一時間の、大都市ミュンヘンで乗換え。
パリ、アムステルダム、ミラノ、ここからどこへでも行ける。
私はスイスのチューリッヒへ。

スイスは山がたくさんあるから、おそらく私好みな風景が満載なん
でしょう。がっ!スイスはユーレイルパスが使えない路線が多いし
物価は高いし今はハイキングシーズンじゃないしで、今回はあまり
見ないことに。
定年退職した夫(がいればね)と夏に登山しに来るんだ…と妄想を
抱きながら約4時間後に到着。

駅がすんごく広くて、駅の中でクリスマスマーケットをやっている
ことにびっくり。スワロフスキーの大きなツリーがキラッキラ☆
普段はこのスペースをどうしてるのか、気になるなぁ。

外に出てもとにかくキラッキラ☆金かけてます!って感じ。
ブランドショップが並ぶ道を、雨風受けながら歩くバッグパッカー、
イルミネーションに背を向け橋の下に集まる白鳥たちを見つめる…

スーパーに入ってみる。やっぱり高い。
そういえばみんな背が高い。乳製品よく摂るから?
YHだって高い。最高値。泊まっている人の年齢層も高い。
それだけ設備はちゃんとしてるけどね。

部屋に入ると大量の洋服&靴の山が。なんだこりゃ?
どうやらおばさんが一人住んでいるようだった。
変な空気の中、スイスフランを数えて眠る。
随分派手な紙幣だなぁ。

2006年12月4日月曜日

ウィーン→ザルツブルク

昨日疲れ過ぎてすぐに寝付けず、
今日は9時まで寝ていたいところだったけれど、
むち打って7時起床。

相部屋の人が朝からいろいろ話しかけて来たのに
全く頭が回らず、とんちんかんな受け答えを
してしまった。申し訳ない。

朝はまず王宮内の王室礼拝堂へ。
今日も行列に並んで、ミサに立って参加。ぎゅう詰め。
なんでかというと、ここのミサではあの
ウィーン少年合唱団の歌声を聴くことができるから。

天使の歌声を聴いて、足パンパンになって外へ出て休んでいると、
お務めを終えた少年たちが出て来て観光客との記念撮影に応じてい
た。アイドルだなぁ。確かに可愛かったけど。

立派なシュテファン大聖堂を見て、お腹が空いたので本日のメイン
ディッシュを食べにカフェザッハーへ。
本家ザッハートルテとメランジェコーヒーを頼んで優雅なひと時。
自分の生クリーム許容量を超えて胸一杯。

ウィーンでしたかったことは出来たので、列車で3時間半のザルツ
ブルクへ移動。
モーツアルトで有名なザルツブルクはドイツのすぐ隣り。
町は美しく、山あり川ありでとてもいい景色。
しかも私が降り立った時には空は夕焼で赤く染まり、それはそれは
美しかった☆

YHにチェックインしたら、近くにある大聖堂周辺の広場で行われ
ているクリスマスマーケットへ。
モーツアルトの像の前にはスケートリンクが出来ていて、子供たち
がキャーキャー笑いながら滑っている。
カメラを構えていたら「撮って撮って!」と男の子たちがポーズ。
「ダンケ」って、こちらこそ笑顔をありがとう。

規模が大きいのにアットホームな空気が流れていて、いい雰囲気の
クリスマスマーケットだなぁと思いながら、今日もグリューワイン
片手にウロウロ。

するとジャラジャラという音がどこからか聞こえてきて、皆が何か
に注目し出した。
振り向くとそこにはセント・ニコラウス率いるナマハゲ軍団が!
いやナマハゲじゃないはずだけど、似てるからナマハゲとしよう。
気持ち悪いお面に大きな角、背中には鈴をつけて人々に襲いかかり
ながら練り歩くナマハゲたち。
キスしてくるのもいればこん棒で叩く奴もいる(足にアザできた)。

一人に名前を聞いたら、ふっくすぱす?みたいなこと言ってた。
調べよっと。
ちなみに彼らにずっとついて行くと、皮を脱いで人間になる様子も
見られたりする。あ、そこで脱いじゃう?みたいな。

なんか楽しかったー♪ザルツブルク来て良かった。
月も綺麗だし。今日は満月かな。

2006年12月3日日曜日

プラハ→ウィーン

プラハから4時間半かけて
オーストリアのウィーンへ。
今日は車内でぐっすり。でもやっぱり長かったー。

列車が到着したのはウィーン南駅。かなり寂しい駅。
3kmも離れたYHまで歩くことにする。

近くまで来たけれど場所がよくわからず、
通り掛かったおばちゃんに訪ねたところ、
身振り手振りで熱心に教えてくれて最後には
投げキッスまでくれた。いいおばちゃんだった。

随分時間がなくなってしまったので、チェックインしたら急いで外に飛び出す。
ウィーンは広い。スケールが大きい。
劇場や博物館などの建物は本当に大きくて荘厳。

マリア・テレジア像の周りで開かれていたクリスマスマーケットで
何か食べようと思い入って行くと、広場は人だらけで店を見ること
は愚か、前に進むのも難しい状態。
あきらめてオペラ座へ向かう。

チケット売りの人が何人もいて、日本語で話しかけられた。
立見席チケット売り場を教えてもらい、ぐるりと回って様子を見る。
よし、まだあまり並んでいない。
食べ物求めてきらびやかな通りへ。

焼き栗屋さんがポテトパンケーキなるものも売っていたので食べて
みた。ホカホカで美味しい。
まだもうちょっと食べたいなーと歩くと、ピザとケバブを売る屋台
を発見。
これまでどこの国へ行ってもとにかく多かったのが、ケバブ屋。
ここで初めて食べてみることにする。
…でかい。そうか、人気の秘密はこのボリュームか。

半分くらい食べたところで、オペラ座のことを思い出す。
チケット売り場に行くと、列は建物の中に移っていた。
立見席チケット販売は開演の80分前から。私が来たのはさらにその
1時間半前。床に座って待つ。

お尻が痛くなるまで待って、ようやくチケット購入。
私は2ユーロのバルコニーで。下の階だと3.5ユーロ。安っ。
客席に入る直前の階段でさらに待って、開演30分前にようやく中へ。
慣れている人の後について行ったのでなかなかいい場所を獲得。

二回の休憩を挟んで3時間。疲れたけど、良かった!
オペラは初めてだったけど、席についている液晶画面で英語字幕も
見れたし(なんとなくしかわからなかったけど)演奏には鳥肌。
色んな演目を見たくなった。
座席でも9ユーロからあるから、通える人が羨ましいなぁ。

それにしても皆さん何時まで起きてるんでしょ。

2006年12月2日土曜日

プラハプラプラ

いつもより遅く起きて、10時にようやく散策開始。
朝食がついてなかったので、間もなくお腹ぺこぺこ。
今日は久々にレストランで食事をすることに。

ビールを頼んだらドーンと500mlジョッキ約150円。
チェコ料理を食べたら腹10分目になってしまった。
それでも合わせて約700円也。安い!

満足したところで本気で歩き出す。まずはプラハ城へ。
聖ヴィート大聖堂は外から見ても中から見ても素晴らし
かった。

ステンドグラスは燃えるような色使いのモザイク。
ケルンの大聖堂よりも私はこちらの方が好きだなぁ。

町を見下ろしながら歩く小路には、絵画やアクセサリーを売るお店
が。プラハを描いた絵がとても綺麗なので、買おうか迷う。
結局、目に焼き付けることにする。

次はユダヤ人地区へ行き、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)巡り。
数々の展示物を見て、日本の戦争資料館を見た時とやや似た感情を
持つ。
建物では特にスペインシナゴーグの内部に見とれてしまった。

あっという間に日は暮れて、今夜はどうしようかと考える。
当初はプラハに何ヵ所かある、ブラックライトシアターに行ってみ
ようかと思っていたのだけど、町のいたるところで
「○○教会にて本日コンサートあります!」
といった看板を目にし、コンサートの方が楽しめそうだよなぁとも
思ってきた。
そんなことを考えている時に通り掛かった聖ミクラーシュ教会。
ここでも今夜コンサートが開かれるらしい。
曲目を見て、教会の中をちらっと見て、決めた!とチケット購入。

開演30分前の6時半に再び教会へ。
広くはないけれど、天井のフラスコ画と大きな大きなシャンデリア
がとても美しく、夢心地でずっと上を見上げていた。
会場が人で埋まり、10人編成のオーケストラの演奏がスタート。
目の前にいた女の子が、ビバルディやバッハを退屈そうにしながら
も頑張って静かにしている様子が可愛らしかった。

最後はクリスマスメドレーで、一時間のコンサートは終了。
外に出ると、広場ではクリスマスマーケットの準備が大詰めを迎え
ていた。ツリーや屋台の電飾が半分くらい点けられていたのを見た
ところ、プラハのクリスマスマーケットは相当綺麗。
皆さん12月にぜひ来てみて下さい。

明日の朝ご飯を買いにスーパーへ。食品が安い!
あれもこれも買いたいところだけど、残っていたコルナが200円分。
それでもペットボトル二本とパンとチョコを買うことが出来た。
ただレジのおばさん、商品を投げないで欲しいんですけど。

今日は忙しかったなぁ。
プラハは美術館や博物館も沢山あるし、冬はコンサートの季節だし、
物価は安めだしで何日間も楽しめそう。
だけど今回はこれにて終了。またいつか〜

2006年12月1日金曜日

アウクスブルク→プラハ

YHの朝は早い。ホテルとはチェックアウトの
時間が二時間くらい違う。
8時前に支度を済ませ、それじゃさよならと
同室の子と別れて外を歩きだしたところで
忘れ物に気付いた。

仕方なく引き返すと、宿から私の忘れ物
(お昼用のサンドイッチ&リンゴ)を持って
出て来る同室だった子の姿が…感謝!
彼女と一緒に駅まで向かう。


私は歩いて行くつもりだったんだけど、彼女がバスをつかまえた。
座席に座って、お金は?と聞くと、「乗車時に払うはずだったんだ
けどね」と。あら運転手さんすいませんねぇ。

いろいろありがとう〜と彼女と別れ、列車でニュルンベルクへ。
ここからチェコのプラハ行きの列車に乗る。
チェコはユーレイルパスが使えないので、国境駅からプラハまでの
乗車券を購入。16.80ユーロ。

時間が少しあったので駅構内のネットカフェで作業。
40分くらいで1ユーロだった。安い。

ドイツにも慣れてきたところだけど、これにてお別れ。
感じのいい人が多かったなぁ。
ニュルンベルクからプラハまでは五時間。
こんな移動日に限って晴れてるし。写真撮りたい…

二時間ほどで国境駅に着き、しばし停車してから発車。
するとすぐに、こわもて二人組がやって来てパスポートチェック。
入国のハンコを押してもらった。鉄道マークが何だか可愛い。
その後チェコの車掌さんが検札。眩いふわふわの金髪をなびかせ、
彼が通った後には香水の香りがした。。

四時半にプラハに到着。もう真っ暗。
駅にはホテルの客引きがちらほらいて声をかけられる。
駅前には怪しい人がちらほらいてちょっと怖い。

必死こいて歩き町の真ん中にあるホステルにチェックインしたら、
落ち着いて散策開始。
さすが、観光客がとっても多くて両替所も多くて…そうだそうだ、
チェコはユーロじゃないんだった。

有名な天文時計の前には人だかりが。
みんな毎正時に動くカラクリを見るために待っている。私も混ざった。
非常に素朴なカラクリが終わると拍手が起こり、皆散り散りに。
次の人だかり、ホットワイン屋さんで一杯。ハマってるなぁ。

お土産屋さんを見て歩く。
人形劇が盛んなチェコ。マリオネットを売る店が多い。
そこで今夜は人形劇を見ることに。
現代風の人形劇、マリオネットが演じるオペラ「ドン・ジョバンニ」
を鑑賞。人形の動きがユーモアたっぷりで、なかなか楽しめた。

プラハは劇場や夜の街歩きツアーが多く、お店も夜遅くまで開いて
いるので9時を過ぎても賑やか。
でも私は10時には寝ます…。

2006年11月30日木曜日

日帰りフュッセン

朝アウクスブルクを出発して、列車で
約二時間のフュッセンへ。
列車の中で今日も車掌さんは乗換えについて
親切に教えてくれた。
でも肝心の駅名が難しくて聞き取れない。
まあ大丈夫さーと流す。

フュッセン行きの列車に乗り、あと一駅ぐらいで
着くなーと思ったら、なんだか難しい名前の駅で
みんなぞろぞろと降りていく。
立ち上がると、「外のバスに乗って」と車掌さん。
あぁ、教えてくれたのはこの駅だったのか。

外に出ると、山が見えた。会いたかったよ、山。
バスでフュッセン駅まで着いたら、ホーエンシュヴァンガウ行きの
バスに乗換え。
そこにはホーエンシュヴァンガウ城と、ディズニーランドのシンデ
レラ城のモデルになったと言われるノイシュヴァンシュタイン城が
ある。…この名前いつまでたっても覚えられない。

バスを降りたらすぐチケット売り場があり、そこから城までは徒歩
かバスか馬車で山の上まで行く。
私はチケット売り場には目もくれず、湖の所へまっしぐら。

わー綺麗!アルプ湖だよ透明だよ綺麗だよ。
今日のテーマは、城より自然で行きますからと、チケット持たずに
ノイシュヴァンシュタイン城への道を歩き始める私。
城の内部は写真集を見て満足してしまったので…。

林の中を登ったら、あっという間に体はポカポカ。
思ったよりもお城は近く、すぐそばで見ると想像よりも小さめだっ
た。
入場待ちの人々の横を通り過ぎて、別の道から下る。

間もなく訪れる絶景ポイントその1、上から見下ろすホーエンシュ
バンガウ城と湖と町の景色。
素晴らしい。うるさい人たちがいなければ、いつまでも見ていたい
景色だった。

続いて絶景ポイントその2、マリエン橋からのノイシュヴァンシュ
タイン城。
誰の旅日記を見ても登場するアングルの写真が撮れる場所。
確かに城がとっても美しく見える。私もパチリ。

あとはバスの通り道を歩いて下る。

途中分れ道があったので試しに行ってみたら、発見!絶景ポイント
その3、アルプ湖大パノラマ。
あーいい気分。でも工事用の車が通る道のような気がするので引き
返して下山。

再びアルプ湖畔へ。
ベンチに座り、微かな雨の音を聴きながら湖面を見つめる。
カモがボートの桟橋の下に集まってきたと思ったら、皆じっとして
休憩しているのか寝ているのか、動かなくなった。
その様子を見ながら私はウトウト…

はっ!ここで寝たら死ぬ。
立ち上がって歩き出し、バス乗り場に着く頃には手がかじかんで動
かなくなっていた。
トイレに入り水道の温水と手を乾かす温風で解凍。はぁ〜。

フュッセン駅に戻ったら、町を散策。
ここは家並みがとても可愛らしくて気に入った。
時間はかからないので、城を見に来たついでにでもぜひ歩いてみて
欲しい。
ここでご飯を食べて、アウクスブルクへ。

今日はたくさん歩いて疲れたからぐっすり眠れそうだー。

2006年11月29日水曜日

ローデンブルク→アウクスブルク

寒い朝。城壁の外をぐるっとまわって
駅まで行った。
外から見る城壁もまた良し。
映画の世界みたいでカッコいい。

列車に乗ってアウクスブルクへ。
車窓からはおどろおどろしい雰囲気の
森が見える。
キノコあるかなぁ、木の実あるかなぁ。

検札に来た車掌さんが、次の乗換えを
親切に教えてくれた。
ドイツの車掌さんの制服は素敵。中身も美男美女多し。

駅に着いてすぐにYHを目指すが、地図の場所にない。
YHからのメールを確認すると違う住所だった。移転したのね。
どの道にも名前が付いているので、住所に書いてあるストリート名
から結構簡単に場所を見つけ出すことができ助かる。

レセプションが開くまでにまだ時間があることにも気付いたので、
とりあえずクリスマスマーケットに行き屋台で軽食を。
小さく切ったソーセージにケチャップとカレー粉をかけた、カリー
ヴルスト。ほぼケチャップの味。

YHに荷物を置いて散策へ出たけれど、あんまり見るところがなく
ディスカウントショップに入って雑貨を見たりしたりして。
それにしても寒い。底冷えする。
そこで駅前にてグリューワインを一杯。うーんおいし♪

暗くなってから再びクリスマスマーケットへ。
広場にたくさん並んだ屋台を一軒一軒見ながら歩く。
すぐ横の建物のバルコニーでは金管5重奏が始まり、大きなツリー
の下では大勢の人々がグリューワイン片手に談笑していた。
みんなとってもいい顔。

再び体が冷えきったので、宿へ。
ドイツのYHはどこも非常に綺麗だけど、ここは出来たばかりなの
でピッカピカ。シャワーの勢い最高。
でもまた2段ベッドの上の段。今日は天井高いからいいけどね。

2006年11月28日火曜日

ニュルンベルク→ローデンブルク

7時半に朝食を食べたら、すぐ外に出て
カイザーブルクを散歩。
寒いけど、朝の散歩は気持ちがいい。
白と黄色の落葉が積もった所を歩くと、
雪の上を歩いているような気分になった。

でも間もなく騒音とともにお掃除屋さん登場。
道の落葉をゴオォっと吹き飛ばす。
ご苦労様です。

チェックアウトして、駅まで行く間の
町の様子は、昨日とはまったく違って賑やか。
道のイルミネーションには明かりが点り、橋の上では朝市が開かれ
どの店もせっせと開店の準備。

職人広場という、木の人形や革製品などの店が集まる場所でショー
ウインドウにかじりつく私。
かわいい。欲しい。作りたい。

列車に乗って、近くの町ローデンブルクへ。
車窓の風景は北海道の美瑛みたいで素敵。
二回の乗換えが心配だったけど、接続が良くわかりやすかった。

駅に着き、城壁の中に一歩足を踏み入れると…
うっわーかわいい!
昔話の世界に入ってしまったような町並みに感動。
歩いていると、ふらふらと入りたくなってしまう様なガストホーフ
(一階がレストランで二階がホテル)がたくさん。

私の今日の宿は、写真の建物。この町は全ての家がこんな感じ。
さらにお花やツリーを飾り付けて、とろける可愛さになる。

町を散策し始めると、とても眺めがよく静かで素敵な公園を発見。
そこで小さな花や、私のツボにハマる葉っぱを発見!
しばらくしゃがみ込んで植物を見つめた。癒される。

町に戻り、ここの銘菓シュバーネルを買いにお菓子屋さんへ。
頼もうとした私の目にベリーたっぷりのタルトが飛び込んできた。
シュバーネルはミニサイズにして、そのタルトも注文。
それ二人分じゃない?という大きさに切り分けるお姉さん。
ずっしり。でもって安い。でもって美味い♪
日本ではありえないケーキに「ここに住みたい」と思ってしまう。

城壁の上を歩いて中世の雰囲気を満喫したら、クリスマスショップ
めぐりへ。この町には何件もクリスマスグッズ専門店がある。
でもクリスマスミュージアムに行けば何件も見る必要はない。
ここは凄い。品揃えはもちろんのこと、店内の大きなツリーは
「ディズニーランド?」みたいな気分に浸れる。

ローデンブルクで作られた木の人形はなかなか魅力的。
ちょっと高いけど、小さいのを何か自分用に買うことに。
ここはやはり、ドイツに来てからずっと気になっていたクルミ割り
人形を。口の開き具合が一番良いのを厳選して購入。
うーんユーモラス。

2006年11月27日月曜日

ヴュルツブルク→ニュルンベルク

とても感じのよかった駅前の
ペンシオン・シューペンクーフを後にして、
列車で一時間のニュルンベルクへ。

城壁に囲まれているニュルンベルク旧市街。
駅を出るとすぐに門。
中世の雰囲気漂う城壁の中を真っ直ぐ
歩いて行き、フラウエン教会の前でストップ。

数分間待って、12時ぴったりにカラクリ時計
が動くのを見ることができた。
たどたどしい人形の動きが微笑ましい。

さらに先に進み、急な上り坂を踏ん張って上ればカイザーブルク。
今日はこのお城に宿泊〜。
といっても高級な宿ではなく、古城ユースホステル。

このYHでは初めて鍵に10ユーロもデポジットを支払った。
6階の部屋に行くと、窓からは町が一望できとてもリッチな気分。
荷物を置いたらすぐに外へ。

晴れたのどかな日曜日。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットはドイツで最も有名らしい
けれど、まだ始まっていないのですごく静か。

そうそう、ドイツで一番美味しいと言われるソーセージも、ここの
ニュルンベルクソーセージらしい。
ということで営業している屋台を見つけ、パンに3本挟まったやつ
を買って食べた。
このソーセージは他のと違って短く(他のが長すぎるんだけど)、
ハーブがきいていて香り豊か。ふむふむ。

何か飲みたくなったので、グリューワインを飲んでみる。
クリスマスマーケットにつきもののホットワインで、カップが各地
で違う柄なのでお土産にもなる。
これがとっっても美味しい!幸せな味がした。

ぐるりと歩いたら、おもちゃ博物館へ。
古くて小さいおもちゃを見ていると、あれもこれも欲しくなってし
まう。私がお金持ちだったら多分、古くて小さいものコレクターに
なっている気がする。

この町、家族旅行にいいなぁと思いながらカイザーブルクに戻って
高台から夕日を見たら、駅まで行って休憩。
ここの駅大きくて何でもあるし、明るいし、暖かいし、ずっと座っ
ていてもあんまり怪しまれないし。で長居。

暗くなって部屋に戻り、2段ベッドの上段にシーツを敷き天井に頭
をぶつける。上段てやだわ。
チェコから来た子による、ドイツ人の地域による人柄の違いについ
ての話で夜はふけていく…

2006年11月26日日曜日

ケルン→ヴュルツブルク

ドイツのパンは、コロッと丸い形をしている。
ナイフでザクザクと半分に切り、今日も
ハム&チーズサンド。野菜食べたいなぁ。

宿に荷物を預け、まずはケルンが誇る
世界遺産の大聖堂へ。
正面に立って仰ぎ見れば、その大きさと
細やかさに感動。
中に入ると、これからミサが行われるようで
奥には入れなかった。

柵の外からミサの様子を拝見。
鐘の音が止み、パイプオルガンと聖歌が響き渡るなか司祭らが
入場してくる様に、ちょっと鳥肌が立った。

外に出て、観光汽船がたくさん停まっているライン川沿いを歩いて
チョコレート博物館へ。
まだ開館していなかったので、しばし川を眺める。茶色い。

開館と同時にお客さん殺到。
入場料を支払うと、チケット代わりに小さなチョコレートを渡され
た。お口で溶けて手で溶けるので直ぐに口の中へ。

文字ばかりの展示室の先は、実際のチョコレートの製造ラインが。
チャーリーのチョコレート工場のようなメルヘンの世界はそこには
なく、機械と白い作業服のお姉さんがいて、入口で配られたチョコ
が次々に作られていた。

小学校の社会科見学に来たような気分になりつつも、配られていた
生チョコつきウェハースを食べて幸せ気分。

外に出たころには町は人だらけ、陽気なムードムンムン。
なぜならクリスマスマーケットが始まったから!
クリスマスの3〜4週間前からドイツの各地で開かれるクリスマス
マーケット。イルミネーションに彩られたたくさんの屋台が並び、
メリーゴーランドやスケートリンクまで出没する。

屋台で売られるものは食べ物やクリスマスの飾りなど多種多様で、
見ているだけでとても楽しい。
あぁ、クレープにパンケーキに串焼きにウインナーにイモ…
自分の胃袋の小ささを悔やみ、再び大聖堂へ行き内部を見学。

荷物を取りに宿へ戻ると、これからサッカー観戦に行くぜと気合い
満点のおじさんおばさんたちがロビーを占拠していた。
そういえば大聖堂の前にも別のユニフォームを着たパフォーマーが
いたなぁ。

列車に乗込み、ケルンからヴュルツブルクへ。
窓の外を眺めていると、フランクフルト付近で人の海を発見。
なんだ?と思ったら、サッカースタジアムの入場待ちの人々。
ドイツ人のサッカー熱、やはりアツい模様。

ヴュルツブルクに着いたら宿に荷物を置いて散策。
道端に何人かいるアコーディオン弾きのおじさんの肩には、なぜか
必ず犬が乗っていた。

ビール+コーラ+Xと書かれた飲み物を、Xって何?と思いながら
飲んだら、今夜は綺麗でアットホームなペンションの、ふかふかの
枕に埋もれておやすみなさい…

2006年11月25日土曜日

アムステルダム→ザーンセスカンス→ケルン

朝のアムステルダムは、やや落ち着いている。

歩いていると花市に出会ったので見物。
チューリップの球根をはじめ、様々な
花の球根が売られていた。
ソフトボールくらいの球根もゴロゴロ。
生花も造花もあって、カラフルで楽しい。

小運河だらけの町並みを満足ゆくまで
歩いたら、列車で郊外へ。
ここで、各駅停車に乗るべきところを
急行に乗ってしまう。
あららら〜でもいい景色だからいっかーと、目的地からかなり遠い
終点まで行ってしまった。

どんな景色かというと、風力発電の風車がぐぉんぐぉん回ってたり
羊が草を食べてたり牛が草を食べてたり馬が草を食べてたり…

なんだかんだで、アムステルダムから15分で着くはずだった場所に
2時間かけて到着。
ここはザーンセスカンスという、昔ながらの風車を残した町。
オランダを感じるための、オランダ村みたいなところ。
足を踏み入れるとすぐに、ココアの香りが漂ってくる。

風車小屋はどこも閉まっていて見学することは出来なかったけど、
お土産屋さんでチーズの試食を片っ端からしたことに満足。
買わなくてごめんなさい。

チーズの他にバンホーテンのチョコレートも沢山売られていた。
あと、実際に履ける木靴を売る店も。
あと、白鳥がいたりカモがいたり、ヤギが草を食べてたり…

一時間程度で見終え、駅に戻る途中お菓子屋さんに吸い込まれる。
フランボワーズクリームたっぷりのタルトを購入し、駅のホームで
大口開けてパクリ。あごにクリーム。
こっちのお菓子屋やパン屋にあるケーキは、大ざっぱでデカい。

アムステルダムに戻り、次に乗る列車を時刻表でチェック。
ドイツ行きの国際列車、予約がどうのこうのって書いてあるぞ。
オランダ語読めないぞ。まぁ予約しておくにこしたことないか、と
チケットカウンターへ。

長い列に並び、ようやく自分の番が来て聞くと、インターナショナ
ルカウンターは二階ですと言われ、なんだぁと二階のカウンターに
行って聞くと、「席はもうありません」と言われ、えっ乗れない?
って思ったら、「予約席はもうないので自分で席を探して下さい」
と。予約いらないんだ。あぁ疲れた。

列車に乗り適当な席に座ると、
「ここ予約したんですけど」「私もここの席なんですけど」
というやりとりが周りで行なわれていた。そんなもんだ。

二時間半後、ドイツのケルンに到着。
ソーセージの香り漂う駅を出ると、突然目の前に大聖堂がドーン!
うわわわと圧倒されつつYHへ。

ケルンのYHはやや高めだけど、とても広くてとても綺麗。
誰もいなくなったビストロでケルッシュビアを飲んだら就寝ー。

2006年11月24日金曜日

ブルージュ→アムステルダム

ブルージュから一旦ブリュッセルに戻り、
次の列車を待つ間にまたキオスクで
チョコレート。

出来た小銭で公共のトイレへ。
0.3ユーロかかる所が多い。
で有料のところは常におばちゃんが
清掃している。常に。

さあベルギーを出てオランダへ。
アムステルダムまでは約二時間半。

こっちは改札が無い代わりに、車内で車掌さんが検札しに来る。
「ダンキュー」と言いながら回る車掌さん。
英語のサンキューと独語のダンケが混ざったようなダンキュウーが
オランダ語の「ありがとう」。
ちなみにオランダ語で「右」は「レフト」。ややこしや。

通路を挟んだ席に座っていたおじさんに、英語で話しかけられた。
何語を話すのか聞かれ日本語だと言うと、おじさんはアジアが好き
で現在日本語を勉強中とのこと。なので日本語で会話をした。

彼はブリュッセルで裁判官をしていて、帰宅するところらしい。
10ヵ国語を話せ、クラシックカーを7台も所有しているらしい。
私がまたベルギーに来たら、ロールスロイスでドライブしてくれる
らしい。

連絡先をくれ、別れる時にはホームから見送ってくれた。
なかなか発車しなくて気まずかったけど、楽しく過ごせたので紳士
に感謝。

一眠りして、やけにバッグパッカーの多いアムステルダムに到着。
この街は川が多い。店が多い。ハイネケンの看板が多い。
自転車人口がかなり多い。ブレーキ付いてない自転車が多い。
落書きが多い。色んな人種の若者が多い。ドレッドヘアが多い。

ドラッグの匂いがあちこちでするなか、私が行きたい場所はひとつ
と速足で国立ゴッホ美術館へ。
入場料10ユーロと書いてある。ちょっと値上がりしてるなぁと思い
つつ10ユーロ札を差し出すと、なぜか5ユーロもおつりが来た。
ん?

静岡県由井の広重美術館に行った時からゴッホの作品を見てみたい
と思っていたので、なんだか嬉しい。
今日様々な作品を見て、彼の描く田舎の風景画が私のお気に入りに
めでたく追加された。

お腹を空かせた帰り道、広場では小さなクリスマスマーケットが開
かれていて、オリボーレンという丸いドーナツのようなものを売る
屋台が出ていたのでそこで買い食い。
素朴なふかふかの生地で、結構お腹にたまる。

日が沈み、明るい場所はとにかく人が多いし暗い所は怪しい雰囲気
だしで散策する気も失せ、スーパーの中へ。
おぉ〜ゴーダチーズとエダムチーズがたくさん!
オランダに来たんだなぁとここで実感。
チーズは買えないのでハイネケンを買ってホテルへ。

朝食にチーズ出るといいなぁ。

2006年11月23日木曜日

ブルージュ歩け歩け

朝から思うがままに町の中を歩いてみた。

適当に右に曲がったり左に曲がったり
しているのに、しばらく歩くと必ず町の
中心に戻ってくるから不思議。

小腹が空いたので、周りの人たちが食べ
ていたフリッツというフライドポテトを
屋台で買って食べてみる。
山盛りのポテトにたっっぷりのマヨネーズ。
危険な香りが漂ってるけど、
アツアツのうちに食べると結構美味い。

お昼過ぎ、マルクト広場に建つ鐘楼に上ることに。(5ユーロ)
かなり狭いらせん階段をひたすら上ること366段。
地上88mから見渡すブルージュの町の景色は、素晴らしいの一言。
上ってよかったー。

少しすると、頭上の鐘が音楽を奏で始めた。
実は週二回行なわれるカリヨン(組鐘)コンサートの日時に合わせて
鐘楼に上った計算高い私。
真下で聴いたらウルサイかと思ったけど、とても心地良い音だった。

ちなみにコンサートをやっていなくても、オルゴール仕掛けで一日
に何度もカリヨンは鳴ります。

らせん階段を目を回しながら下り、再び町中を歩き出す。
ボビンレースが特産品ということで、あちこちにレース屋さんが。
そこで母と祖母に、イニシャル入りの綺麗なハンカチを購入。
自分には、カフェのケーキを買って宿に戻る。

うー。
ホテルの入口の鍵が開かなーい。

昨日からすんなり開いたためしがない。
最初におじさんが何度もやって見せてくれたのに、その後外出して
戻った時に開けられず、おばさんに「何で開けられないの?」と言
われながら開けてもらった。
夜、食事をして戻った時にもやっぱり開けられなかったけど、また
呼んだらキレられると思い数分間格闘。
結局開いたけれど、どうして開いたのか理由がわかっていないので
きっと次回も開けることが出来ないだろうと思っていた。

道行く人の視線を気にしつつ今日もドアと格闘。
するとちょうどそこへお兄さんがやって来て、開けてくれた。
今頃家族の間で、あの日本人どんくさいとか言われてそうだなぁ。

2006年11月22日水曜日

ブリュッセル→ゲント→ブルージュ

昨日メトロの中でおじさんが熱唱していた
ベサメムーチョが頭を離れない。
アコーディオンやサックスはよくいるけど、
カラオケ野郎までいるとはね。

さて今日は、朝も早よからベルギー名物
小便小僧のもとへ。
世界三大ガッカリ像のひとつと聞いては
いたので、覚悟して行ったけれど…

えぇっ!?

予想を上回るガッカリ度。
何か服をまとってたけど、濡れてグダグタだったし…。
周囲の土産物屋との温度差がなんかおかしい。

ま、いっか。
朝日に染まるグラン・プラスにしばしの間見とれたら、列車に乗って
ゲントへ。

ゲント駅前には大量の自転車。だんだん自転車率が高くなってきた。
日本じゃお目にかかれないサドルの高さでね。
それにしても石畳の上を走ってお尻が痛くならないのかな?

駅を出てしばらく真っ直ぐ歩いて行くと、古い町並みが。
ギルドハウスが並ぶ風景を楽しみながら川沿いを散歩すると、とても
気持ちがいい。

ゲント通り過ぎてブルージュ行く人多いと思うけど、ここおすすめ。
来たら聖バーフ大聖堂にぜひ入って欲しい。素晴らしかった。
「神秘の羊」のオーディオガイドは日本語が無くて残念だったけど…
ガイドブックには有るって書いてあったのにー。

たくさん歩いてお腹が空いたので、今日も朝こしらえたサンドイッチ
をパクリ。何でもないパンとチーズとハムなんだけど、美味いんだよ
ねぇ。水分補給はリンゴ。最高。

駅に戻ってキオスクでチョコを買う。
駅構内には売店でも自販機でもチョコレート菓子が山程ある。
最近は日本でも見かけるメーカーが多いけど、種類が半端ない。
チョコレート大国ベルギー、鼻血出そう。

ゲントからブルージュに移動。ここに今日は泊る。
目星をつけていた宿に行くとシングルルームが空いていたので、二泊
お願いして街歩きへ。

ここはとっても美しい街で、非現実的な空気が流れている。
ショップが並ぶ通りはごみごみして好きじゃないけれど、ちょっと離
れて運河沿いを歩けば、のどかで落ち着く風景が。
手をつないで歩く老夫婦がたくさんいて微笑ましい。

夜は、宿がやっているレストランで食事をとることにした。
宿泊客にはサービスのベルギービールをグイッと飲み干し、郷土料理
のワーテルゾーイを食べる。
日本で食べるクリームシチューと同じだった。
ビールが美味しかったので調子に乗って食後にもう一杯飲んで、お腹
パンパンになって自分の部屋へ。

ダブルベッドは広いなぁ。

2006年11月21日火曜日

日帰りルクセンブルク

朝食のパンとチーズとハムでサンドイッチ
を作り、紙に包んでビニール袋へ。
昼食代節約。

8時はまだ薄暗い。
ビジネスマンの流れに逆らって駅へ行き、
ルクセンブルク行きの列車に乗った。

どこかの駅で車掌さんに「どこへ行くんだ?」
と聞かれルクセンブルクと答えると、
「これはブリュッセルに戻るから降りて」と。
あらら。
私の近くにいた人達も同様に間違えており、ぞろぞろと降りる。

急にホームが変わったのか時間がずれたのか。
どっちにしろちゃんと確認しなきゃ。
またブリュッセルに戻り、今度こそルクセンブルク行きの列車に乗る。

約三時間後、神奈川県ほどの大きさの国ルクセンブルクに到着。
銀行や若者向けのショップが並ぶ通りを歩いて行くと橋があり、その先
に城砦都市の中心地が。

…ここはどこ?
あ、ここさっき通った。あ、あの人さっきも見た。
地図を広げ立ち尽くす観光客たち。ここはまるで小さな迷路。

大公宮の前では衛兵さんがロボットのような動きで交代中。
けどそれよりも面白かったのは、そこにいた中国人観光客の団体さん。
彼らは写真命!デジカメの液晶越しにしか景色を見ていないんじゃない
かというほど、常にカメラを構え、盛んに記念撮影をしている。
その姿がなんだか滑稽でおかしくてしかなかった。

その後も砲台の上から紅葉を楽しんだり、度々遭遇する彼らを楽しんだ
りして、三時間でルクセンブルク観光終了。

また三時間かけてブリュッセルに戻ると、もう七時すぎ。
駅でワッフルを食べ、暗いのでメトロに乗って宿の近くまで行くことに
した。

もう慣れたもんよとメトロを降りて、久々にあれをやってしまった。
方向音痴お得意の、真逆歩き。

宿がないよぅ暗いよぅと小走りでウロウロ。
夜は、変な人に話しかけられないようにフードをかぶるのがコツだわと
考える余裕があったのでなんとか宿に到着。
あぁ疲れた。

2006年11月20日月曜日

パリ→ブリュッセル

パリからベルギーの首都ブリュッセルまでは、
高速鉄道タリスでたったの一時間半。
居眠りしてたらあっという間に到着〜。

ブリュッセル駅構内のハーゲンダッツは
アイスよりもワッフルを前面に置いていた。
さすがベルギー。

ワッフルはまた後でと、隣の店でタルトを買う私。
フィグがよかったのに間違えてアップルを指差して
いたことに、食べてから気付く私。

セントラル駅で降りて、まずはまっすぐユースホステルへ。
支払いを先に済ませ、荷物を預けて街歩き。

日曜日で店が閉まっているから、街はとても静か。
歩いているのはカメラ片手に英語を話す観光客ばかり。
ベルギーの公用語はフランス語とオランダ語で、ブリュッセルは半々だ
そうな。

歩いているとよくつまづく。石畳だからっていうのもあるけど、上を向
いて歩くせい。だって町並みがとっても素敵なんですもの。
公園も情緒があっていい。晩秋のヨーロッパって、すごくいい。

そうこうしているうちに楽器博物館(26歳以下3.5ユーロ)に到着。
入るとまずヘッドホンを渡される。
これが面白い。展示されている楽器の前に立つと、ヘッドホンからその
楽器の演奏が聞こえてくる仕組み。

チェンバロを中心とした中世の鍵盤楽器や弦楽器が展示されたフロアで
は、クラシックを堪能。
他にも世界の楽器を揃えたフロア、オルゴールやエレキギターまである
近代〜現代のフロアがあり、見応え&聞き応え十分!

特に世界の楽器のフロアはすごかった!
ここを一周すれば、世界をくまなく旅して各地の祭りに参加した気分に
なれちゃう。もうノリノリで♪

音色の美しさと見事な装飾の美しさから、楽器って素晴らしい芸術品な
んだなということにも気付くことができて、大満足。
私が落とした地図を拾ってくれたお兄さんの笑顔にも満足。

外に出ると甘い香りが…移動ワッフル屋さんに人が群がっている。
でもまだ我慢して、夕日に向かって歩いてみた。
辿着いたのは、サン・ミッシェル大聖堂と鐘の音と真っ赤な夕日。
いいもの見れた。

暗くなったらここへ行くしかないでしょうと、グラン・プラスへ。
ここは世界で最も美しい広場と呼ばれるところ。
広場に一歩足を踏み入れたとたん、びっくりして目が二割増しの大きさ
になった。すごい綺麗!

観光客もすごい。ワッフル屋さんもたくさん。
ここでサクサクのワッフルにチョコレートをかけたものを食べた。
あぁ美味しい。

すぐ近くのギャラリー・サン・チュベールというアーケードには、チョ
コレート屋さんがたくさん。
キラキラ輝くショーウィンドーを見つめる子供の目はキラキラ。
大人の目もキラキラ。
店内で試食を食べさせてもらって満足。今5ユーロしか持ってないし。

横道に入るとごちゃごちゃしたレストラン街。
ここは女性一人で歩かないほうがいいです。ギャルソンたちがかーなり
ウザイので。

YHに戻って部屋でのんびり。
相部屋の女性が英語混じりのフランス語で色々話しかけてきて、つられ
て日本語で答えちゃったけどお互い通じていた。そんなもんだね。

2006年11月19日日曜日

パリ3日目。土曜は買い物日

朝から友人宅で事件が。
洋服をかけていたステンレスの竿が、
重さに耐え切れずポキッと折れた。
かけすぎ。

とりあえず放置して、午前中はヴァンヴの
蚤の市へ。
いくつかの蚤の市のなかでも、私に合った
ところを選んでもらった。

ここのは規模が大きすぎず、古い雑貨が
多くて見ているだけで面白い。
けれど買う気にはならず、日本の蚤の市に行きたくなってしまう私。
日本一周してから日本の古いモノが大好きになってしまったので…。

続いてお昼ご飯。そば粉のガレットを食べにクレープ屋さんへ。
包むものはハムやチーズ、卵以外にも肉、魚、サラダなど多種多様。
私はキノコとカマンベールとハムとベシャメルのを注文したけれど、
大きくて途中で飽きてしまった。

土曜日のパリはどこも人で溢れてる。
日曜日はほとんどのお店が閉まるから、土曜日はショッピングの日に
なるのかな。

ボン・マルシェという高級食材店に行き、また目を輝かせる私。
カラフルで不味そうで可愛いパスタにテンション↑(イタリア産)
さらに栗ペーストの安さにテンション↑。

お次はパリの東急ハンズ的存在、ベーアッシュベー。
ここで今朝折れた竿を購入。

次の場所へ向かう途中、ヨーロッパ名物?のデモに遭遇。
バスに乗れないので歩いて移動。と言ってもパリは少し歩けばメトロ
に当たるから、乗り換えを駆使すればどこへでも行けちゃう。
但し土曜日のメトロは満員電車ですが。

日も暮れて来て、夕食の買い出しへ。
韓国食材店の近くで見つけたものは…BOOK OFF!パリにBOOK OFF!
ここは日本?と錯覚できる空間。但し雑誌の値段は約3倍也。

さらに日本食材店をはしご。食堂を併設している所では、フランス人
が器用に箸を使いお弁当を食べていた。美味しいのかな?
それにしても食材も高い。やはり3倍くらいする。

そんなこんなでたくさんお買い物をして、家に帰って晩ご飯。
本日のディナーは、トムヤム鍋♪

日本人が三人で日本の曲が流れる部屋で汗をかきながら鍋を囲む。
キムチ鍋ばっかりじゃなくてみんなもっとトムヤム鍋を食べるべきだ
よねなんて言いながら。

ふと窓の外に目をやり、あることに気付く。
「そうか私はパリに来てたんだ」
三日目にして早くもディープなパリを体験してしまった模様。
そういえば、まだ凱旋門すら見てない…。

とりあえずパリはまた来月。
明日からバッグパッカー始動します。


写真は昨日添付し忘れた、夜のルーヴル美術館です☆

2006年11月18日土曜日

パリ2日目。モネリザ

朝起きてまず牛乳を飲む。
乳脂肪分が高いこっちの牛乳は、北海道で飲んでいた味に似てる。
臭みがなくて飲みやすい。

午前中は友人とサクレ・クール聖堂へ。
今日は快晴!モンマルトルの丘からの景色は最高!気持ちいい!
聖堂自体はムスクのようで他の教会とは造りが異なりおもしろい。
中ではミサが始まり美しい歌声も聞くことができた。
この場所、好き嫌いがあるらしいけど私はとっても気に入った。

そのすぐ近くにある、絵描きさんがたくさん集まるテルトル広場を
ちら見して、友達と別れて一人でパリ散策へ。

パリはメトロが非常にわかりやすいので助かります。
まずはオランジュリー美術館。

この美術館の目玉は、モネの有名な作品「睡蓮」。
8枚の大きな大きな作品、座って眺めていると、本当に蓮池の水面を
眺めている時のように心が落ち着く。

地下にはモネやセザンヌ、ゴーギャンなど印象派の画家たちの作品が
展示されていて、こちらもとても楽しめた。

外に出て散歩。自分が絵画の中にいるような気分。
黄色く色付いた木々、セーヌ川、古い町並み…いちいち絵になるなぁ。

お腹が空いたので、ルーヴル美術館の前のサンドウィッチ屋でランチ。
やっぱりでかいし長い。バゲット一本そのままだから。そしてカタイ。
あごが疲れるくらいカタイ。でもウマイ。このカタイのがウマイ。

食べ終えてベンチで休んでいると、フランス人のおじいさんに話しか
けられた。日本人の友達がいて、日本人が大好きなマルティン。
どこまでもついてくるマルティン。ノートルダム大聖堂とマルティン。
ここで写真を撮れとマルティン。ここにキスしろとマルティン。はぁ?
しつこくなってきたので振り切って、私はまたルーヴル美術館前へ。

日が沈んできて、ライトアップされてきたところで写真を撮ってから
美術館の中に入った。
なぜすぐに入らなかったのか?それはね、金曜の6時以降、26歳以下
はタダになるから!タダルーヴル!

だけど時間がない。友達と待ち合わせしているから一時間半しかない。
とりあえず有名どころだけ押さえておこうと、小走りで移動する。
すごい。すごい。教科書で見た絵や彫刻がそこにあるっていうことも
すごいんだけど、美術館自体が美しく壮大で素晴らしい。

ダーッッと回って急いで待ち合わせ場所へ。
今夜は友人お気に入りのビストロでごはん。
おすすめの、ムール貝のパン粉焼きとカモのステーキを食べました。
うまーい。2年分のカモ肉食べた気がする。満足満足。

そしてまだ時差ぼけが治らない私は速攻布団へ…

2006年11月17日金曜日

パリ1日目。宮殿解禁

8時に起きて、友人らが起きるまで
パリのガイドブックをパラパラ。
実はパリでどこへ行き何がしたいか
全く考えておらず。

とりあえず、クロワッサンが食べたかった
ので近所のパン屋さんへ。
クロワッサンとブリオッシュとビエノワなど
甘めのを購入。ケーキも結構置いてあった。
色んな種類のタルトたちよ、また今度…


朝食を食べ、どんよりした空を見ながら今日の予定をたてる。
ヴェルサイユ宮殿に行こうか美術館に行こうか迷う私。
学校へ行くか行かまいか迷う友人と同居人。

とりあえず私が日曜に乗る鉄道の予約が必要だったので、皆で北駅に
行こうということになり立ち上がる。

で、この後なんだかんだで三人でヴェルサイユ宮殿へ行くことになり、
RERに乗って郊外へ〜。

小雨降る中、紅葉した並木道を歩いてヴェルサイユ宮殿に到着。
うーん…修復工事中とは知っていたけど、なんかすごいことになって
る。真正面に重機、重機。「像がない!」と驚く友人。像あるんだ…
だけど値上がりしてました(13.50ユーロ。閉館二時間からは10ユーロ)

宮殿内は広くてまあ豪華絢爛。だんだんお腹いっぱいになってくる。
日本みたいにワビサビがあるほうがいいよねぇ、銀閣寺みたいにさ。
なんて言いながら、庭園を見ようと再び外へ出ると…

寒い!吹き付ける雨と風。そしてここにも見たくない重機!
広い広い庭園を前に、すごいことやるねルイは…と彼に感服。
満足してパリへ戻る。それにしてもフード付のジャケットにして正解
だったな、傘持ち歩かなくていいから。

夕食の買い出しをしに、ラファイエットという大型デパートへ。
あぁクリスマス。日本で言ったら新宿みたいなところで、もうキラッ
キラのイルミネーション☆★☆ルイも真っ青だね。

そのデパートの高級食材店でお買い物スタート♪日本じゃほとんど見
ない食材がたーくさんあってめちゃくちゃ楽しい!

まずはチーズ。種類が多くてわけがわからない。そして日本で買うよ
り断然安い!ブリーに似たのとシェーブルを購入。
続いてカモのパテやボジョレーヌーボーなどを購入。

そうそう、今日がボジョレーヌーボー解禁日。
店頭にたくさん並んではいるけれど、日本みたいなお祭り騒ぎはして
いない。やっぱりお祭り好きなんだな日本人…。

そんなこんなで帰って「かいき〜ん☆」と乾杯。
チーズもパテもすごく美味しい!けど少ししか食べられない!
だってこの脂肪の多さはねぇ…。でもフランスらしいものを食べられ
て満足満足。

ふう。なんだか疲れたな。
というか眠いんだ。時差ぼけだ。ぼけぼけだ。おやすみなさいZzz

2006年11月16日木曜日

東京→パリ


無事にパリに到着しました〜。

あぁ長かった。映画4本観ちゃった。
大韓航空は、映画も音楽も種類が豊富。
綺麗な機内でしたよ。

機内食が近くまで来たとき
「ビーフ オア ビーフ?」
って言ってるように聞こえて困惑。
でもよく聞いたら
「ビビンバ オア ビーフ?」
でした。もちろんビビンバで!

今日は友達の家に泊らせてもらいます。
写真は部屋からの景色です。

とにかく眠いので寝ます…。

2006年11月15日水曜日

いってきます。

成田空港までの長旅に疲れてしまいました。
飛行機の中でよく眠れそう。よかった。

今回は大韓航空。ソウル経由でパリまで行きます。
スペインに行った時はスイスエアーラインでとても
よかったので今回もそれがいいなぁと思ったけれど、
やっぱり安さ重視で。

では行ってきまーす☆

2006年11月13日月曜日

準備編。日程表完成

8カ国一人旅の日程表作成によく利用したものは、
・ガイドブック・・・欧州全体のものだけでなく国別の。
図書館で借りて必要な部分だけコピー。
・時刻表・・・「トーマスクック」。買う時期に注意。
・インターネット・・・メールで予約できる宿が多い。
booking.comやhostelworld、YH協会などで
値段と場所を比較検討。気になる所はホテル名で
検索してHPや他人の批評を見てみる。
詳しい地図はMaporama.comがおすすめ。

ワタシコトバハナセナイカラ、ジュンビシナイトダメナノ。



2006年11月11日土曜日

準備編。袋作り



街歩きをするときに、地図やカメラなどを入れる
斜め掛けのバッグが欲しい。
バッグの上からジャケットを着れば隠れるような、
体にフィットして服と同化するやつが欲しい。

調度いいのが見つかるまで探す暇も、金もない。
もう着なくなったスカートとミシンならある。

はい出来上がり。おまけ付。
一ヶ月もてばいいやと適当に作ったけれど、形も
ポケットの大きさもいいし、装着の応用利くし服装
選ばないし上出来。リサイクルだしね。