2007年11月30日金曜日

自慢



祖母の最新作、リバーシブルの帽子。

祖母は一枚の着物からジャケットとベストとスカートを
生みだすこともできます。

小さい頃から今までの私の浴衣を縫ったのも、
母、母の妹、私の三人が成人式で着た振り袖を縫ったのも、

若かりし頃に洋裁学校を出た私の祖母です。
自慢の祖母です。


祖父が建てた頑丈な家で(建設の意味じゃないよ)
祖母が縫ったワンピースを着て
二人が作った野菜を食べて育ちました。

自慢の夫婦です。

2007年11月27日火曜日

いもがら作り


赤い茎に大きな葉。
この下には大きなお芋、八つ頭さん。

お芋の方はまだおいといて、まずはこの茎を収穫です。



やっぱり干します。
秋の庭では何でもかんでも干されます。
さらにシーツの隣で干します。


いつもは地面につくほど長いそう。
今年の夏は作物にも厳しかったです。
そして完全に干せたら、これが「いもがら」。
「干しずいき」とも言います。
この保存食は冬に重宝するんです。


水で戻して、油揚げと一緒に砂糖と醤油で炒め煮。
シャキシャキ&クニクニの何とも言えない歯ごたえ。
そして美味い。どう表現していいかわからないけど
とにかく美味い。
そして食物繊維がすごい。
食べていると健康になる気がしてしまうくらいすごい。
あ、もしかしたら我が家のおかずの中で一番好きかも。

2007年11月26日月曜日

冬野菜ぞくぞく


朝、布団から出るのが辛くなってきた今日この頃。

白菜がこんなに大きくなっていました。

あんまりみずみずしく輝いていたので生で食べてみたら、

シャキシャキで甘くて美味しかったです。

あぁ

嬉しいな。


例年よりもずいぶんとブロッコリーらしく育った

ブロッコリーも頂きました。

とれたての茹でたてを食べたら何もつけなくても美味しくて

とまらなくなってしまいました。

何度も何度も祖父に「美味しい!」と伝えました。

祖父の嬉しそうな顔に、また嬉しくなりました。

2007年11月25日日曜日

日光浴


ここが一番暖かくて気持ちのいい場所。

ささげ、小豆、落花生、黒豆、そして手前がナタマメ君。

あんなに分厚かったさやがカラカラになるなんて。
それにやっぱり、大きな豆ですこと。

赤ナタマメは毒性があるため、煮豆にするには何度も
あく抜きをする必要があるそう。
お茶にして飲むと良いそうなので、近々作ってみます。


大豆もはじけてます。

日本人は沢山大豆を消費しているのに日本の大豆自給率が
低いのは有名な話。
知らない人は参考に→ 農林水産省のページ

我が家も少ししか栽培していませんが、私は将来
自家製味噌くらいは作りたいなと思っております。
だって美味しいはずだから。

2007年11月24日土曜日

囲む。



友人宅で鍋囲む

深夜1時に5人で囲む

鍋の野菜は我が家の野菜

一番人気はなぜかニラ

楽しい楽しいひとときを

くれたお鍋よありがとう



突然ですが昨日のクイズの答えです


七人でした!
鯛もおそばもちゃんと残してくれてました!

2007年11月23日金曜日

小脇に鯛

冷蔵庫に真鯛が二匹。ということは・・・

今日もえびす講

1月の時に自分で「1月と11月に」って書いたことを
すっかり忘れていました。

というわけで今日の夕食は鯛の塩焼き。
でも今夜はお出かけ。
残してくれるかな。いや、鯛だけ食べてから出ようかな。

さてここでクイズです。


この写真の中にえびす様は何人いらっしゃるでしょうか?

続・伊豆ヶ岳ハイク


強風で雲がどこかへ飛んで行ってしまうこんな日は、
高い所へ登りたくなります。

��月にも歩いた伊豆ヶ岳コースふたたび。
今回は正丸峠経由でやはり5時間近く歩いてきました。

上り坂で暑くなった体に冷たい風。
前回の酷暑に比べてずっと快適で、足取りも軽やか。

木々の葉が落ちると、景色がよく見えますねー。

お、


霜柱発見。今期初。
とても長くてしっかりした霜柱を、必要以上に
ザクザク踏んで頂上へ。
ほらー


やっぱり綺麗。
だってこの強風ですもの。
お気に入りの岩の上でゆっくりしようと思ったのに
岩から落とされそうな強風ですもの。
強風でさぶぐではなびずでたいますもの。


新緑の季節も楽しいけど、落ち葉に彩られた道を
歩くのもとっても楽しいです。
こんもり積もった落ち葉に足を埋めてみたり、
手袋はめた手でごっそりつかんでバラまいてみたり。
広い所があればダイブしてみたいなぁ。
次は何種類のカエデの落ち葉を拾えるか
やってみながら歩いてみよう。

2007年11月22日木曜日

青空週間


月曜日からずっと晴れ。

おべんと持ってピクニックに行きたいような晴れ。

夕暮れ時の空も毎日美しい。

夜はすごく寒い。けれど星が綺麗。

ところで、

赤いオクラが私の背を超えました。
通常の三倍ほどではありませんが。


2007年11月20日火曜日

奈良ならば


西の旅。使った日数三日間強。使った金額三万円弱。

今回の目的は、日本一周で訪れなかった奈良県です。

一応行ったことがあったし、通り道にならなかったので
省いたのでした。と言っても中学の修学旅行で行ったきり。

それも、法隆寺と東大寺を見学して鹿と写真を撮っただけ。
だからずっと、奈良へ行かねばと思っていたのです。

一日目は古道歩き。秋が似合う奈良の里山に出会いました。
二日目は寺巡り。古都奈良の歴史に触れました。



奈良に行くなら京都への高速バスを使うのが一番安い。
京都に行くなら紅葉シーズンに行ってみたい。

というわけでこの時期に。
もみじの赤にはまだちょっと早かったんですけどね。
わざとです。大混雑は苦手です。

でも美しかった・・・

一週間後も、二週間後も、三週間後も、それぞれの
美しさがあることでしょう。それでこそ日本庭園。


三日目の午後は、京都から少しだけ足を伸ばして
滋賀県の近江八幡へ。

八幡山に見守られた、水郷と古き商家の佇まい。
洋風住宅街があったり、古民家をのぞくとお洒落なお店
だったり、なかなか素敵なまちなみです。

またこの日、近江八幡で開かれた「BIWAKOビエンナーレ」
は最終日。
古い民家や酒造にて現代アート美術展やパフォーマンスを
楽しみました。

三日間、朝から夜まで歩き回っていたのに、
帰りも深夜バスで熟睡できなかったのに、
驚く程に元気な私は休むことなく近所の展望台へジョギング。

旅はパワーの源です。

2007年11月18日日曜日

近江八幡@滋賀


京都から琵琶湖に向かって電車で40分ほどの、近江八幡にやってきました。

水郷のまち。商人のまち。
古い建物が残る町並みが素敵です。

かわらミュージアムという所に行ってみると、なんと本日無料。
関西文化の日らしいです。ラッキー。
鬼瓦好きですから私。

そしてそして、9月の中之条に続いてこちらでも芸術祭。
BIWAKOビエンナーレが開催されています。今日まで。

古民家と現代アートを楽しんで、すっかり冷えた私は
展示会場のひとつにもなっているカフェでチャイ飲んでホっ。

木の温もりがある店内で、八幡堀を眺めつつ、頂くケーキ…うまっ!
チーズケーキにうるさい私も納得の、栗ぎっしり濃厚チーズケーキ。

幸せです。



日本の秋@京都


南禅寺に行ってきました。

もみじの赤、イチョウの黄色と、苔の緑。
綺麗だったなぁ…

朝イチで行ったのに、すでに人を入れずに写真をとるのが困難な状況。
みんな赤いもみじを見つけてはシャッター押しまくりです。

南禅寺は見所が多く、全て拝観すると1300円もかかりますが
ケチらず払ってたっぷり楽しみました。

池に映る紅葉、枯山水の庭園、狩野永徳の襖絵…
ああ京都。



2007年11月17日土曜日

ぽかぽか@奈良・京都


薬師寺、面白かった~。
お坊さんたちの話っぷりが最高でした。

特に、修学旅行生に話をしていた20歳のお坊さん、
彼は最近テレビで見たどのピン芸人より面白かった。
合掌。

ほくほくで奈良を後にし、こっくりこっくりしながら京都へ。
今日も歩き疲れた身体を癒すべく温泉へゴー。

京都の市街地にもあるんですね、温泉。
昔ながらの雰囲気が良かったです。安いし。

この界隈(西陣)にはおしゃれな洋服屋さんやギャラリー、
いい味出してるお店がたくさんある様子。

露天風呂で潤った後に、近くの素敵なカフェでご飯を食べ、
本を読みながら紅茶を飲んでゆっくりしました。


今夜は一泊2千円のゲストハウス泊。
外を歩いて冷えたと思った体が、布団に入ったらすぐに
ぽかぽかしてきました。

このまま寝てしまおう。



お寺さんの仏さん@奈良



東大寺に8時に行って大正解。
静かな中で心穏やかに過ごすことができました。
��時からは怒濤の団体さんラッシュです。

その後バスで20分の浄瑠璃寺へ。
フリーきっぷの区間内だったのでなんとなく訪れてみましたが、
素敵なお庭の、雰囲気の良いお寺さんでした。

仏像もかなり貴重なものらしく拝む価値がありますが、
もらえるパンフレットがまた仏閣ビギナーに大変おすすめです。

浄瑠璃寺だけではなく、他のお寺へ行った時にも役立つ解説が
わかりやすくされています。

たまたま団体さん向けにお坊さんが説明をしていたので
私も横で聞きながらパンフレットを読みました。
何気なく見ていたものにそんな意味があったのかー。と
とってもためになりましたよ。


お寺の外で自家製わらび餅(百円)を買い、ひなたでパクリ。
晴れて嬉しいな。


朝食@奈良


朝の春日野、鹿も朝ご飯のお時間。
白菜むしゃむしゃ。


紅葉ですが、もみじはまだまだこれから。
12月に入ってからの方が良さそうですね。


冷たい空気に暖かい朝日。
人の数より鹿の数。

散歩は早朝に限ります。



2007年11月16日金曜日

脚が鹿@奈良


リュックが肩に食い込みましたが、なんとか明るいうちに
春日大社の鹿さんと会えました。

七時間も歩き通してさすがに疲れたので、市内の温泉施設で
ゆったりたっぷりのーんびり。

夕方のスーパーで半額弁当購入。
ついでにぐびぐびプハー。

泊まろうとした旅人宿が残念ながらお休みだったけど、
12時間900円という奇跡的な安さの快適ネットカフェに出会ったので
フルフラットシートで熟睡します。

この旅のスタイル、いつまでやるんでしょ。



旅人の収穫@奈良


色付き始めたのどかな里山を行く柳生街道の旅。

沢山の実をつけた柿の木を見ながら、こんな話を思い出しました。

「子供の頃、家の柿を取ろうとしたら、じいちゃんに
もっと上のを取るよう言われたんだ。
手の届く所は旅人のために、高い所は鳥のために、残しておけって」

手の届く…いや、やめておこう。
と手を引っ込めて歩いていると、高い柿の木に登って
実を落としているおじさんたちに遭遇。

頭の上から降ってくる大きな柿にドキドキしながら歩いていると、
「持ってけ」

…こんなに?

ありがたく頂きます。これ背負って峠越えます!



柳生街道@奈良


片道3900円の深夜バスで今朝京都に到着。
近鉄のフリーきっぷを買って奈良へゴー。

奈良駅からバスで50分の柳生に着いたのは9時過ぎ。

宮本武蔵などの剣豪たちが通ったと言われる柳生街道を歩いています。
ハンターチャンス。

この巨石は天狗と間違えられて切られたそうで。
スパッと。

まだまだ道程は長いのですが、何度も道を間違えなかなか進みません。
切られないようにせねば。


2007年11月14日水曜日

管物


ストローみたいな



蝶の口みたいな





兵藤ゆきの頭みたいな。






厚物


朝顔に代わる我が家の顔は、大輪の菊。

��月には菊用の日よけも作ったりしながら、
祖母が何ヶ月間も世話をしてきました。

ひとつの苗から三本の茎を立てる「三本仕立て」。
並ぶ姿は壮観です。

お見事。


厚い花びらにうずもれてみたいよ

ドラえもーん。




2007年11月13日火曜日

秋晴れにつき


昨日も今日も、それはそれは気持ちのよいお天気でした。
ウチの近所からも真っ白な富士山がくっきりと見えましたもの。

今だー!

てな感じで、お庭には大根漬け物部隊が出動。
物干竿にぶら下がり、干されることに集中しておりました。

澄み渡る青空と真っ白な大根。
見ていると心も綺麗になるような、そんな気がします。


もちろん柿も出動。
オーナメントみたいで可愛いらしいこと。

あー
大根の葉っぱも干してふりかけ作りたいなー。
干し芋も作りたいなー。

太陽光はタダですもの、使えるときに使いましょ。

2007年11月10日土曜日

とおかんや


おととい小豆を炊いていた祖母は、
昨日おはぎとけんちん汁をこしらえておりました。

何でもない日におはぎは作りません。
カレンダーを見ても何も書いてありません。
今日はうどんを打つ祖母に、おはぎを作った理由を質問。

「昔は “とおかんや” っていうのをやったの。
稲のワラを束ねたやつで地面を叩いてモグラを追い払うのよ。
芋がらを入れるといい音がするらしいけど。見たことない?」

んー???


とおかんやは「十日夜」。旧暦10月10日の行事で、
新暦11月10日に行われる所が多いそう。
どうやら母が子供の頃(40年前)まではここらへん
(埼玉県西部)でも行われていたそうです。
ワラを束ね棒状にぐるぐる巻きにした”ワラ鉄砲”を手に、
子供たちが「とーかんや とーかんや」と唄いながら
パンパンと庭を叩いて家々をまわります。
「体の大きな子は太いのを持って、ドスンと音させる。
隣町のやつらと競って叩いたんだ」と祖父。


こんな感じ・・・?
その十日夜に食べていたおはぎとけんちん汁だけが、
我が家では今も残っているというわけでした。
いい話が聞けたなぁ。
祖父母と一緒に暮らせて本当に良かったと思う瞬間です。

2007年11月8日木曜日

立冬の収穫物ズ


Daikon(Japanese white radish)

Kaki (Japanese persimmon)

Sweet potato

Spinach

Mizuna (Potherb mustard)

Komatsuna (Japanese mustard spinach)

Peanut


Taro


太郎?

2007年11月7日水曜日

長いの丸いの


大根が収穫の時期を迎えています。

ニョロニョロみたく出ちゃってるのもいます。

大根の記事を書いたのは、今年の1月だったなぁ。
11月から穫れるんだなぁ。

わっさわさと葉っぱが生い茂る大根地帯、
上から見たら一緒なのに、引っこ抜いたらこんなのが


スポッ。

こちら、聖護院大根と申します。
関東のスーパーではあまり見かけないかもしれません。
名前の通り京野菜どすえ。

苦みがなく、煮るととても軟らかくなります。
聖護院かぶ風に千枚漬けにしても大変おいしゅうございます。

大根が食卓に登場したということは、そろそろコタツかな。

2007年11月4日日曜日

秋祭り


日本全国毎週どこかでピーヒャララ。
今日はお隣、飯能祭りの様子を見てきました。

主役は各町の10台の山車。
その多くは重厚な屋根と彫刻が特徴で、
派手でもなく地味でもなく、私好みかも。

それにしても舞ってる人が羨ましくて仕方ない。
なんで私はやってないんだろう。
いいなぁ、カッコいいなぁ。


交差点でのお囃子合戦は一番の見所。
ここらへんでは“曳っかわせ”と言います。

近所の囃子連よりとっても上手・・・
やっぱり盛んなところは違います。

夜の曳っかわせはかなり盛り上がるんでしょうね。
なんで私はやってないんでしょうね(しつこい)。


色鮮やかな着流し姿の人たちを見るのも楽しかったな。
みんなキマってたな。

きっと普段は普通のサラリーマンや主婦の方々。
だけど最高にカッコ良くなれる日を持ってる。

すごくいいなって、思う。

前の男の子


航空ショーの終了後、帰る人の流れに逆らって
航空祭の会場である自衛隊の基地内へ。

場内に入る気になったのは20年ぶり。
だってものすごい混むんですもん。

ショーが終わっても帰らないのは、本気の人たち。
私はその人たちに混じり、「蛍の光」が流れる会場で
仕事を終えた機体を見つめていました。



よくわからないけど、戦闘機はカッコいいと思います。
速いところが。とんでもなく速いところが。
でも戦争に使われることがありませんように。
戦争がこれ以上起こりませんように。
ブルーインパルスは最近まともに見られません。
アクロバットにドキドキしてしまって。
だってショーとは言えあんな危険なこと。。。
今年も無事に終わって本当によかった。
パイロットさんお疲れさまです。
肩車してるお父さんもお疲れさまです。


恐ろしい長さの望遠レンズをつけた
恐ろしく高いであろう一眼レフと無線機を持って
脚立の上に立つ本気の人たち。
彼らが待っていたのは、他の基地から来ていた
航空機がお家へ帰る姿でした。
戦闘機のものすごいエンジン音を間近で感じたり
ヘリがペコってお辞儀してくれたり
ちょっと貴重な体験ができましたよ。

2007年11月3日土曜日

足もと見てみる



ただの落ち葉じゃないかもしれない。

何かがいるかもしれない。

目が合うかもしれない。





最近見かけなくなったのは

自分の視線がいかなくなったという

だけのことかもしれない。





いろいろなことに気付くと思う。

西洋タンポポはどの季節にも

花を咲かせる、とか。



桜の名所in秋


お花見シーズンしか訪れたことがなかった公園。

いいじゃない。秋もいいじゃない。
桜の紅葉っていいじゃないの。

それに、とっても広いし芝生は多いし起伏があるし
実はオールシーズン楽しめるんじゃないの。

もっと早く気付くんだった。


今日、ここから数百メートル離れた場所には
��0万人が集まって大変なことになっているのに。

なんて穏やかなの。

あ、

エンジン音が聞こえてきた。


文化の日の空=ブルーインパルス。

また一年が経ったのね。