2009年9月30日水曜日

一時帰宅のご報告。

一週間くらいかけて実家に戻ろかな。

と思っていましたが、雨続きのようなので
那須から一日で埼玉の実家に帰ってきました。

衣替えして、髪を切って。
天気予報に晴れマークが登場したら、また出ます。

とは言え、162日ぶりに無事に帰宅できたことを
皆様にご報告します。

今後の出張要請?等もぼちぼち入ってきまして、
「日本各地で」は冬まで続きそうな予感です。

これからも気を抜かず、安全運転で進みます。
(さすがに雪の中は走りませんが。)



まったく変わらない実家。

私が今このような生活をしていられるのも、
家族全員が健康でいてくれるおかげです。

感謝。

2009年9月28日月曜日

秋雨前線停滞中



今週は雨マークばかり。
というわけで、動きません。

今後の計画を練りつつ
アルバムづくりに勤しみます。

芋や栗を楽しみつつ
二の腕引き締めに勤しみます。


2009年9月26日土曜日

山はよぉ~@栃木



まだ紅葉には早いかなーと思いながらも
せっかく滞在しているので那須連山へ。
前までは値が張る路線バスを意地でも使わず
登山口に到達するまでに汗だくになっていましたが、
今回はカブのおかげでブーンです。
(でも頑張って歩いていた自分も好き。)

無料化五日前のボルケーノハイウェイを走って
駐車場に着いてみると、あらずいぶん山が赤い。
北の方が紅葉が早いはずなので、今回はまだ
歩いたことのない三本槍岳目指してレッツ登山。

ちょっとちょっと、綺麗じゃないですか。
赤とオレンジの絨毯じゃないですか。

少し歩いては立ち止まってうっとり。
それでも三本槍岳までは特にきつい箇所もなく
あっという間に到着しました。

帰り道もやはり何度も立ち止まってはうっとり。
いいねぇ。おにぎりが美味しいねぇ。

そして山歩きの後は温泉へ。
運動して汗をかいて温泉に浸かる。これ最高。
もう外が涼しいから再び汗をかくこともないですし。
ちなみに本日は福島県の新甲子温泉でした。

さっぱりした帰り道、田んぼの横で
自転車を押して帰る中学生カップルとすれ違って
爽快感はさらにアップ。

今日も素敵な一日を与えてくれた大地に感謝します。

2009年9月25日金曜日

広域那須散歩@栃木



緑のトンネルを通ってハイランドパークの方から
板室温泉を抜けて黒磯に下たらそのまま南へ。
那須与一の郷で唐辛子のジェラート(注1)を食べ
那珂川町に行き、鮎釣り(注2)の様子を見つつ
馬頭広重美術館』(注3)を訪れたけれど休館日。
宿場町の街並みを楽しみつつ国道294号線を
まっすぐ北上して芦野の『石の美術館』(注4)へ。
石に魅了され芦野(注5)の雰囲気にも魅了され、
歩くように走って伊王野でそばソフト(注6)。
りんどうラインを駆け抜けるナウシカな私(注7)は
遠回りして那須高原大橋から那須連山を眺め、
帰宅しましたとさ。

解説
1、美味。大田原市は唐辛子で売出し中。
2、那珂川といえば鮎。名産品の鮎甘露煮が美味。
3、隈研吾氏の建築。外観だけでも必見。
4、こちらも隈氏の建築。珍しい石も売ってます。
5、旧奥州街道の宿場町であり城下町。
長閑で趣があり、歩いて楽しめるエリア。
6、美味。ていうかアイス食べすぎでしょ。
東山道チーズケーキも美味しいです。
7、夕日に照らされた田んぼはまさに黄金色。
らんらーらららんらんらん。

2009年9月24日木曜日

銀週間でした@栃木



今回の五連休は、宿のお手伝いをさせていただいた
おかげで非常に有意義に過ごすことができました。

昨年お会いしているお客様ばかりでもう嬉しくって。

私は幸せ者です。


そして今日からはカブで那須めぐり。

内容は、また明日・・・

2009年9月20日日曜日

ただいま!@栃木



実家じゃないです、那須高原です。

旅に出て気付いたことのひとつに、
「那須高原ってかなり緑が綺麗だったんだな」
というのがありました。
そこで四季を通して生活できたことは、
本当にありがたいことだったなと。

10ヶ月ぶりに足を踏み入れたお家
10ヶ月ぶりに聞いたカズ君の声
最初は違和感があったけれど、一晩で消えました。

久々に目の前にした那須岳はやっぱりカッコよくて、
木々に囲まれたこのお庭は本当に気持ちがよくて、
笑顔で帰るお客さんを見送るのはとっても幸せ。

連休の間、またこちらでお世話になります。

2009年9月19日土曜日

奥@福島



素晴らしい秋晴れが続いていますね。
シルバーウィーク、みなさまいかがお過ごしですか。

何度か訪れている会津地方。
今回は、まだまだ知らない奥会津にズームイン。

まずは只見線に沿った沼田街道を通って奥へ奥へ。
椎名誠さんのお気に入り、金山町に入ったら、
カルデラ湖の沼沢湖にてバイクを降りました。

。。。

なんて静かなんでしょう。
魚が跳ねる音がやけに大きく聞こえます。

民家のある場所に移動しても、やっぱり静か。
田畑もあって、人もいないことはないのに、
息を呑む静けさです。

都会で疲れたら、ここに来てただただ
ぼんやりするのもいいかもしれません。

ちょっと奮発してお蕎麦を食べたら、昭和村へ。
たまに出てくる「からむし織」の看板が気になって、
からむし織の里』になんとなく寄り道。

からむしという植物を原料とした織物は大変美しく、
良いものに出会えたことを嬉しく思いました。
美術品や伝統工芸品は購入するのは難しくても、
本物をこの目で見るということに価値があると思います。
洗練された物に触れることが自分磨きになるんですよね。

そして国道から県道へ。
どんどん増す“奥”感。
こんなに山深いのに、川が流れているところには
田んぼがあって、民家がある。
商店も病院も見当たらない。道は狭く、街まで遠い。

今まで私は、ここに住む人たちの存在を
まったく知らなかったんですね。
地名で「奥」と付く場所はいつもそうでした。
前回の旅ではなかなか触れられなかった部分です。

街に出たら、本日最後の山越えを。
そうそうこの道、昨年大内宿に行った時に通った道。
長い長いトンネルをいくつも抜けて、
向かうは十ヶ月ぶりの・・・

2009年9月18日金曜日

上に下に@福島



山形県産のゴールド ラ・フランスという洋なしが
スーパーで売られていたので買って食べました。
大きくて一個248円の(が100円に値下がりしたもの)を。
すごーく甘くて芳香でジューシーでした。はぁ♪

美しい散居村の景色を眺めたら、広大なプールを脱出。
ありがとう東北。今回も駆け足だったけど、あなたは
じわじわと楽しみたい場所です。またね。

米沢から標高1,404mの白布峠を通って、福島県へー。
(福島も東北地方なんですが、私の中では北関東。)

桧原湖畔を森林浴。磐梯山に挨拶して、
裏磐梯で温泉に入って、会津山塩ラーメンを食べる。
坂道を上った分だけ下って下って街まで下りたら、
雄国沼に行きたくてまた別の坂道を上る。
上っても上っても続く道。それはまるで天空への道。
そして到着、雄国沼湿原。
裏磐梯から歩いて来たほうが早かったらしい。

静かに美しい景色を眺めながら、カブに感謝。
小さいエンジンに無理をさせてごめんね。
寿命縮めてるかもしれないけどごめんね。
でもありがとう。おばちゃんになっても乗るからね。

下って下って、今夜の宿泊地は猪苗代湖畔。
ここも静かだ。ゆっくり休も。

2009年9月17日木曜日

田園プールにて@山形



ずーっと広がる田んぼ。田んぼ。
遠くには、途切れることなく連なる奥羽山脈。
右を向いても左を向いても遠くに山。
まるで私は黄金色の水を張った大きなプールの中。

月山からは来た道を戻り、大きな本屋さんに
行きたくて山形市の中心街へ。
案の定一方通行に惑わされて自分がどこにいるのか
わからなくなり、とりあえず歩道に停めてみたら
すぐ目の前が大型書店でした。
見えないパワーを感じる…

そこで購入したのがコチラの月刊誌。
入湯手形は日本全国の温泉を網羅しています。感謝。

これで南下する準備は万端。真っ直ぐ南へ国道をブーン。
お、山形県観光物産会館だって。はい左折ー。
山形県の名産品を調査し、お腹も満たして再び南へ。
お、全国かかし祭だって。はい右折ー。

やってきたのは、かみのやま温泉。
実際の開催日は土曜日からで、皆さん最後の調整を
してらっしゃいました。

学校や組合など上山の団体や個人がそれぞれ
工夫を凝らして造ったかかしたち。
大きさもスタイルも様々ではっきり言って何でもアリ
ですが、あーでもないこーでもないとか言いながら
子供も大人も老人も皆同じことをやったんだなぁと
思うと微笑ましくなりました。

実は北海道にいる辺りから、私も造ってみたいと
思ってたんですよね。かかし。

おっと日が暮れる。
今日もよく泳いだなぁ。

紅の中へ@山形



山形に入ると、そば畑をたくさん目にするように
なりました。ちょうど白い花が咲いていて綺麗です。

道路沿いにあった農家の米パン屋さんで買ったパンを、
田んぼを眺めながらパクリ。美味しい!
米粉パンってもっちもちで腹持ちが良くて好きだなぁ。

最上川と田んぼと山の風景を高台から望み、
寒河江でさくらんぼとラフランスのアイスを食べながら
公園を散歩していると、バーべキュー広場のような
スペースを発見。

看板を読むと、「芋煮広場」と書いてある!
秋になると週末は川沿いに集まって皆で芋煮を作るという
噂の芋煮会ですね。通りで公園が多いわけだ。
スーパーに行くと、やっぱり芋煮コーナーがどどーん。
芋煮会の光景、ちょっと見てみたかったな。

そして翌日、相変わらずノープランな私は
思いつきでこんな場所に行ってみました。

晴天につき、月山。

いつでもトレッキングできる格好なのでふらりと
訪れたんです。そしたら、そしたら、、、


紅葉真っ盛り!!
来てよかった来てよかった来てよかった。

さすが、夏スキーが出来る山だけに早いですね。
道はとても歩きやすく、リフトもあるので初心者の
方にもおすすめですよ。今です、今。

帰りにふもとの道の駅で念願の芋煮を一杯。
山登り後の体に染み渡るいいお味~。やっぱり水が
美味しいところは食べ物が美味しいなぁ。幸せ。

2009年9月16日水曜日

湯煙が目にしみる@秋田



今朝は稲穂が朝日を浴びてキラキラ光ってるなぁ。
そして眼鏡が曇るなぁ。。。冬だ。。。

さて本日のルートは、どうやら紅葉の名所と
温泉地のオンパレードとなりそうです。

まずは秋田県の南東のはじっこ、小安峡。
こちら、ただの谷ではございません。
岩場から熱湯と蒸気が勢いよく噴出しているんです。
そんな湯気もっくもくの川岸を歩けるのが
こちらの素敵なところですね。たーのしー。

せっかくなので小安峡温泉の先にある大湯温泉で
川沿いの露天風呂に入ってきました。
この辺りは素敵な旅館がたくさんあるので、
若い方にもおすすめですよ。

そしてお次は泥湯温泉へ。
こちらはこじんまりとした温泉街。ただ、
道路の脇から硫化水素ガスがすんごい出てます。
そこでは立ち止まらないようにしましょうね。
真っ黒な温泉玉子を食べて、入浴。

すぐ近くの散策路・川原毛地獄をスルーして
山を越えると、今度は秋の宮温泉。
ここも無料クーポンがある宿があったんですが、
さすがに3湯続けて入る自信がないのでパス。

トンネルを抜けて宮城県に入れば鳴子温泉郷。
鳴子峡だけ見て、ああ紅葉したら凄そうだと
想像を膨らませたらレストハウスでしそ巻きを試食。
美味しいんだなこれ。

そして山形県に入って最上温泉郷を通り過ぎ・・・
もうこの辺で終わりにします。

いくらでもありますね温泉。
何回でも通えますね東北。

2009年9月15日火曜日

インドアな日。そして再会@秋田



朝風呂に入りに六郷という町に行くと、
街灯がコボちゃんでした。
あと、稲刈りをする人を発見しました。今年初。

今日はどの道をどこまで進んだら良いのかが
サッパリ見えてこないまま、とりあえず横手へ。

展望台があったので入ろうとしたら、あれま有料。
100円で4館共通券というのを買って上りました。
おおー、鳥海山がかっこいー。

せっかく券があるので、お次は『かまくら館』に。
本物のかまくら体験が出来ちゃいましたよ。寒っ。
せっかくだから餅っこ焼いて食いたいなぁ。

横手市のパンフレットを物色していると、
なにやら無料で楽しめそうなスポットを発見。
さあお次は『秋田ふるさと村』へゴー。


到着してすぐに向かったのはフードコート。
ここで名物の横手やきそばを。こりゃうまい。

お腹が満たされたところで県立近代美術館へ。
なんとこの美術館、コレクション展が無料!
秋田県ゆかりの画家の作品、特に日本画にうっとり。

久々の美術館なのでパンフレットを物色していると、
岩手県立美術館でものすごく見たい展覧会が開催されて
いることが判明。うわー通ってきたのに悔しい。

悔しさを紛らわすべくハイビジョンシアターで
好みの作品を鑑賞。いいね二条城、いいね室町時代。
何時間でもいられそうですが、せっかく晴れて
いるので外へ出て屋外の作品を・・・あ。

見えますか、キリンの足の間、ほら・・・
じゃ別の角度から。



ごぶさたしてます!
いやー、あまりに会ってなかったんですっかり
忘れてました。

そして今度は工芸展示館へ。
秋田の伝統工芸ってたくさんあるんですねー。

それぞれの工芸品の解説ビデオも見られるし、
これまた長時間居座れそうな。。。

料理館の稲庭うどんにも惹かれたけれど、
混んでいたので市場でいぶりがっこを買って外へ。
雨だったら一日中居ただろうな、ここ。

今日は晴れているので南に向かってブーン。
妙に稲庭うどん屋が増えてきたと思ったら、
稲庭町に入っていました。

手前の増田町はマンホールが釣りキチ三平でした。
せっかくなので稲庭うどんの工場見学を。

おお、手でやっている。全て手でやっている。。。
納得。これはお値段が高いはずです。
やはり手延べはコシが強くて美味しゅうございます。

この後、小野小町ゆかりの地にある道の駅で
半額になったあけびを買って本日は終了。
あまり移動していないけれど、
なんだか盛りだくさんな一日でした。

2009年9月14日月曜日

いい木・夢気分@秋田



花巻温泉付近の無料キャンプ場を早朝出発。
すると雲海を拝むことができました。
早起きは得ですほんとに。

今日はちょっと北に戻ります。
盛岡から雫石を通って秋田県に向かい、
まず訪れたのは乳頭温泉郷。

昨日フリース買っておいて本当に良かった~
と喜びつつも、さすが山。やっぱり冷え冷え。
その分温泉が気持ち良かったからいいんですけどね。

ポカポカになったら、田沢湖を上から眺めて
街へとゴー。
途中何度も通り雨に足止めされながら、
やってきたのは“みちのくの小京都・角館”。

以前「秋田なんて何にもないですよー」と私に言う
秋田県出身の女の子がいましたが、
「角館はすごく綺麗」と彼女も絶賛していました。

しかし雑誌やポスターを見るとどれも桜の時期の
写真ばかりで、他の季節はどうなのさ?と思って
やってきたのですが・・・

大丈夫、ここはいつ来ても美しいはず。

あちこちで武家屋敷が並ぶまちなみは見ましたが、
こんなに圧倒されたのは初めて。
お屋敷の中に生えている樹木がとにかく大きくて、
まるで神社の境内のような佇まいがあるのです。

お庭を無料で開放して下さっているお宅もあり、
歴史が刻まれた家と庭の様子を見学することが可能。
心落ち着くひとときを過ごすことができました。

縁側でお茶を飲みながらいぶりがっこをつまむ
地元の方々の姿がまたいい味出てまして。
ぜひ自分もやりたいなと思いました。ボリボリと。
出来れば山桜の皮を使った伝統工芸品『樺細工』でね。

2009年9月13日日曜日

どんどはれ@岩手



めがね橋のある道の駅で、食用ほおずきを発見。
買って食べました。例えるのが難しい味でした。

そんなこんなで到着した花巻は、お祭り最終日。
前回も訪れた場所なので来なくてもいいかと
思っていたけれど、来てよかったー。

おとぎ話や歴史上の偉人をモチーフにした
華やかな山車は、今までに見たことがないタイプ。
山車の前を歩く女の子たちもこれまた華やかで
見ていて飽きません。

お祭りと併催されたイベントでは早池峰神楽を
観ることができたし、体育館で開かれていた
大物産展は試食の嵐だったしで大喜び。
岩手県って海の幸も山の幸も豊富で素晴らしい。

お神輿や鹿踊りも見たかったけれど、
ちょっと行きたいところがあったので移動。

三年前におもちゃかぼちゃをくれたおじさんに
会いたいなと思ったんですが・・・
残念。着いたときにはすでに閉館時刻を九分
過ぎていました。

通り雨が降ってきたので、入り口のベンチで雨宿り。
雨に打たれながら庭で一人立っている宮沢賢治
(の格好をしたカカシ)を見ながら、
浮かんだ言葉は「雨にも負けず・・・」

雨が上がってすぐに、賢治の詩碑へと向かいました。
音読しながら涙が出そうになりました。
忘れないようにしたいと思っていたことを
少し忘れていたんですね。
だからまたここに来たんでしょうか。

来年またあのかぼちゃを育てようと、誓ったとさ。
どんどはれ(めでたしめでたし)。

河童に会いに@岩手



昨晩は、この旅初のユースホステル泊。
綺麗なお部屋に荷物を広げ、談話室で紅茶を飲み、
檜の露天風呂にゆっくり浸かってはぁ幸せ。
夜のティータイムには、宿主さんによる遠野の見所
説明会。これが良かった。もう一周したくなる、
また来たくなる、そんなお話でした。
ふかふかのお布団でぐっすり眠れたし、言う事なし。

というわけで朝から遠野をもう一周。

ちゃんと民話も聞きに行きました。遠野駅では
無料で聞くことができるんです。
岩手弁がところどころ難解でしたが、河童の話や
和尚さんと坊主の話、ざすきわらすのはなすなど
いんやたのすかったっす。

遠野は自転車で2~3日かけて回るのがベストかなと。
電車旅の方にもとってもおすすめな場所です。
道の駅は美味しいものが豊富で困っちゃいますよ。
餅とだんごと乳製品に目がない私は大変でした。

今度遠野に来たら、早池峰山に登ろう。
そしてまたトオネップ展望台に行こう。
今度は河童に会えるかな。

そんな新たな目標が出来たところで次の地へー。


2009年9月12日土曜日

トオヌップへ@岩手



目覚めるとテントが真っ赤。
何事かと思い外に出ると、海から顔を出したばかりの
オレンジ色の太陽が辺り一面を赤く染めていました。

朝焼けが見られたので今日も張り切って行きましょう。
まずは南下し、宮古で浄土ヶ浜をサラリと観光。
ここで太平洋に別れを告げ、山に向かってブーン。

本日の目的地は、前から気になっていた場所、遠野。
「民話の里」と呼ばれていることは知りつつも、
民話の内容を知らないままとりあえず適当に走って
目に付いた看板の場所を訪れてみました。

なんだか、ひとつひとつのスポットよりも
町全体の雰囲気が良いなぁ。
いちいち絵になるっていうか。
道端に大きなかぼちゃが転がっててもOKなこの感じ。

黄金色の海に見とれながらぐるりと回り、
この日最後に訪れたのは『トオヌップ展望台』。
恐ろしいダートを駆け上り(舗装路で行けるのに
違う道から入ってしまいました。でもカブって
どこでも走れるんですね。さすがですね。)、
出会った景色は文句なしの素晴らしさでした。

遠野の語源、トオヌップ。アイヌ語で「湖のある丘」。
この場所に来ればその意味がはっきりわかります。
看板では『高清水展望台』と表記されていますので、
ぜひ訪れてみてください。

2009年9月11日金曜日

結ぶ。田野畑編@岩手



盛岡を出て東に真っ直ぐ、太平洋沿岸の田野畑村へ。
そこで私を出迎えてくれたのは、かつて私と同時期に
日本一周ブロガーだった東京出身のLさんです。

旅を終えた後、ガイドの仕事に就きたいと動き出し、
現在は『体験村たのはた』というNPOで活躍中のLさん。
東北入りした私に連絡を下さり、急遽お会いすることに。

着いてすぐ、船に乗り込む私。
体験プログラムのひとつ「サッパ船アドベンチャーズ」に
参加させていただきました。

ベテラン漁師さんの操縦とガイドによる、海からの
陸中海岸観光。これが想像を遥かに超えるものでした。
なんて豪快。なんてスリリング。そしてなんて美しい
景色!!素晴らしい!
本当に大満足の楽しさでした。ありがとうございます!

その後は陸から景色を楽しみ、夜はLさんと村の食堂で
ご飯を食べながら、遅くまでたくさんお話ししました。

移住して三年目のLさんのお話は私にとってすごく
勉強になるものだったし、この先もつながっていく人
だということが確信できて本当に嬉しかったなぁ。



先輩、美味しいご飯ご馳走様でした。
今度は私の番ですから、待ってて下さいね。

2009年9月10日木曜日

結ぶ。盛岡編@岩手



じゃじゃ麺屋さんに行く。満腹満足。
買出しをして家飲み。黒霧島。
深夜のコアリズム。激しすぎ。
お母様の豪華すぎる朝食を頂く。11時だけど。
岩手山の焼走りを見に行く。なんじゃこりゃー。
ガイドさんの止まらない説明を聞く。ふむふむ。
小岩井農場でソフトクリーム。うまい。
小岩井農場で羊についてお勉強。意外と硬い。
カップラーメンを牛乳で作って食べる。濃厚。
残っていた黒霧島を飲む。お菓子食べすぎ。
お母様の旅館みたいな朝食を頂く。「お茶餅」も。
皆さんに見送ってもらい出発。背中に黒霧島。

そんな盛岡での1.5日間でした。
ちんちゃん、本当にありがとう。

彼女とは阿蘇で宿が一緒だったけれど、その時には
あまりお話ししませんでした。
でも今回お家に呼んでくれて、二晩かけてたくさん
お話しすることができて、本当に良かったです。

この先もつながっていく人だとわかったから。



日本一周のその後。お互い楽しみだね。

2009年9月9日水曜日

「ようこそ岩手へ」@岩手



そんな予感はしていましたが、温泉に入っている間に
山は雲に覆われてしまいました。
でも温まったから大丈夫!といざ奥羽山脈・八幡平へ。

昨年歩いた後生掛を通過し、ぐんぐん上って最高地点。
強く冷たい風を我慢して峠を越えると、
見えてきました岩手の街と、勇壮な岩手山が!

前にNHKの朝ドラで見てから、ずっと会いたかった山。
やっぱりカッコいい・・・

下界は晴れているけれど、自分がいる山は雨。
早いところ下りてしまおうとカブにまたがったその時です。
なんと目の前に大きな虹が現れたではありませんか。

虹が消えるまで、ずっと景色に見とれていました。
その余韻に浸りながら再び走っていると、なんとなんと
前方に第二の大きなアーチが!すごい!
そんなに私のことを歓迎してくれるんですか岩手県は。

こんな雨なら喜んで。
濡れたついでに汚れていたカブを綺麗に拭きあげ、
一本100円の甘すぎるとうもろこしを食べて盛岡へ。

そこで私を待っていてくれたのは、阿蘇で一緒に遊んだ
日本一周ライダーのちんちゃん。
ありがたいことに実家に泊めていただけるとのことで、
今日は頑張ってしまいました。

景色も人もあったかい。なんかすごく、幸せだ。

縁のある人@青森・秋田



ようし今日は晴れてるぞー
と、昨日下った道をまた上り、峠付近に沼が
あることを発見。昨日は霧で看板が見えなかったのね。

秋色の睡蓮沼と八甲田山をボーっと眺め、
『朝の八甲田』という好きなチーズケーキの味の記憶を
呼び戻しながら十和田湖方面へ。

谷地温泉を過ぎてから奥入瀬渓流に入る前までの
国道103号。それはそれは美しい林の中を通ります。
この時期でもなお新緑の頃のような清清しさがあり、
ただただ感動してしまいました。
写真はないけれど、あの空気、忘れたくない。

奥入瀬渓流はもう言うまでもなく。ザ・癒し。
(歩いた時のはこちら

発荷峠展望台より十和田湖を初めて上から望み、
樹海ロードに入って秋田県入り。
青空と山と田んぼが気持ちいい!

気分良く走っていると、前から一台のオフロードバイク。
すれ違ったと思ったらすぐに後ろから追いかけてきて、
クラクションを鳴らされました。

あー!!

その女性と初めて会ったのは、阿蘇のライダーハウス。
二度目に会ったのは、富良野のライダーハウス。
そして今回、なんと三度目の再会!
お互い連絡先も知らないけれど、会う人とは会うんですね。
気付かないだけで何度もすれ違ってる人だって
いるのかもなぁ。

そして私は道の駅で『べこたんぽバーガー』なる
新たな秋田名物候補を食し、本日のお風呂『玉川温泉』へ。
強酸性の湯で、大病が治るとか治らないとかで有名です。
源泉50%のお湯から慣らして源泉100%に入ってみると、
虫に刺された所がピリピリ~。これ目に入ったら大変だ。

本日も体からほのかに硫黄臭。
さて今日はこれからまだまだ進みますよ~

2009年9月8日火曜日

みつけた秋@青森



スーパーにりんごや桃、梨、ぶどう等が
ずらりと並び、甘い香りを漂わせている。
そこらへんに栗が落ちている。
大きなキノコが生えている。
田んぼが黄金色。
ススキが綺麗。など。

今日は七戸の道の駅にある直売所が安くて楽しくて
いろいろ買ってしまいました。
初めて出会った「焼き豆しとぎ」というお菓子とか。
東北の郷土料理って大好きです。

さあそれでは八甲田方面に行きましょう。
とその前に、本屋さんへ。
今回買ったのはコチラ。特典が凄いんです。
すぐに元が取れます。

さっそく雑誌の特典を使って無料で入れる温泉へゴー。
坂道をよいしょと上って、日本三秘湯のひとつという
谷地温泉』にやってきました。

ぬるめのお湯に長ーく浸かった後、熱めのお湯に数分間。
何かに効きそうです。とりあえずお肌すべすべ。
それにしても湯治場の雰囲気ってなんかいい。

近くには有名な酸ヶ湯温泉もあります。
東北の温泉は挙げたらきりがないですね。

今日は田代平のキャンプ場に泊まる予定でしたが、
山は霧がかかって雨もちらほら降っていたので下山。
下り坂を走っているときに見えた青森市街と
青い海と津軽半島、綺麗だったなぁ。

親切なバイク屋さんでオイル交換を済ませ、
市街地近くの無料キャンプ場へ。
走っているときに見えた抜群に美しい夕日と
反対側で赤く染まった山、綺麗だったなぁ。

2009年9月7日月曜日

しっぽり東北路スタート@青森



セイコーマートの100円カルボナーラ+揚げパンが
効いたのか、メールを打っていたからなのか、
船の揺れが大きかったからなのかわかりませんが
この旅初めての船酔いをしました。(全てが原因かと)

函館港から本州最北の大間港へは3時間40分。
寝ようと横になったところでハイ到着~。
14万分の1縮尺の地図と細い道路に喜びながら、
紅葉し始めた桜並木をブーン。

まず訪れたのは奥薬研温泉。
男女別の湯船は有料で、入るか迷っていたら
横に足湯を発見。足つぼも刺激できて満足満足。
このあたり、紅葉シーズンはかなり素敵だと思います。

そしてお次は、下北半島といえばここ、恐山へ。
すごく薄気味悪い場所なんじゃないかと緊張しましたが、
観光客が多いためそんなこともなく。
どちらかといえば「入山料500円」に怯みつつ入山。

山門をくぐるとすぐに現れました。
イタコが。じゃなくて温泉が。
え、こんな場所に?という感じで小屋が建っています。
「ご自由にどうぞ」と書かれた扉を開き中を
覗いて見ると、あら綺麗。すごく綺麗。

もちろん入りましたとも。それはそれは気持ち良く。
だけど他の女性は誰も入ろうとしないんです。
まさかこんな所で温泉に入れるとは思っていなかったん
でしょうけど、もったいないなぁ。
みなさん、手ぬぐい一枚常備しておくといいですよ。

不気味で美しい景色の中を歩き、
山のくねくね道を楽しみながらゆっくり走って、
流れの速い国道をひたすら真っ直ぐ突き進んだら、
あっという間に下北半島脱出。
無料キャンプ場目指してがんばっちゃいました。

今宵は雨ですが、キャンプ場は大当たり。
東北初日の滑り出しは好調です。

気持ちの問題

今日は朝から函館温泉。
HO(ほ)の無料クーポン使いおさめです。
この雑誌にも本当にお世話になりました。

いい湯だったわ~と服を着て腕時計を着け、
ここであることに気付いたのです・・・

お守りがない。

友人からもらったお守り。革紐にくくりつけて、
バイクに乗るときは必ず首から提げていました。

そういえば昨日からしていない気がする。
そこで昨日入った温泉に電話してみるも、ないとのこと。
それじゃ一昨日・・・?

もう仕方ない。
すごくショックだけど、身代わりになってくれた
ものと考えよう。
それに、すぐに気が付かなかったということは、
自分がお守りという“モノ”に依存する必要が
なくなっていたということなのだし。

でも何かひとつあると落ち着くのは事実なんですよねー。
大丈夫。羽幌のお父さんから頂いたお守りがあります。
友人からもらったアイテムもまだ他にありますし、
何より皆さんからの念は、常に感じていますから。

現在大間行きのフェリーの中。
これからも安全運転で進みます!

2009年9月6日日曜日

食べおさめ@北海道



大沼公園のキャンプ場で蚊に刺されまくりました。
気分はすっかり秋だったのに、私は夏に向かって
いるのですね。

はるばる来たぜ函館。
やっぱり暑いぜ函館。

美味しいお店がたくさんあって夜景が綺麗な街。
だけど私はすでに魚も肉も食べる気なし。
夜景は高校生の時にすごく綺麗に見えた記憶が
残っているのでそのままにしておきたい。

そこで今回目をつけたのが、函館エリアにしか
ないハンバーガー屋さん『ラッキーピエロ』。

人気の秘密を探るべく、食べてみました。
なるほど・・・
これは美味しいです。ちゃんと作ってます。
結局一日で三度も足を運んでしまいました。
だって今日しかないんですもん。。

そういえば今回スイーツをあまり食べていないわー
ということで赤レンガ倉庫群の中にあるお店で
好物のチーズケーキを試食。
『スナッフルス』の「チーズオムレット」と、
『プティ メルヴィーユ』の「メルチーズ」、
美味しかったので北海道物産展でチェックしよう。

あとは・・・
いつもいつでもいてくれた、セイコーマートとの
別れを惜しむのみ。

地域によってはスーパーよりも安くて品揃えが
良かったセイコマ。本当に感謝しています。
最近のヒットは「じゃがチーズモンブラン」です。

明日フェリーに乗り込む前に、何を買うか考えて
今日は眠ろう。

2009年9月5日土曜日

後ろ髪@北海道



天気も回復し、室蘭に来た一番の目的
ボルタ工房へ。

グッときたポーズはみんな品切れ状態でしたが、
記念にひとつ購入。

さてと。

北海道で行きたかった場所は、だいたい回りました。
あとは函館まで一気に進みます。

ただただまっすぐ南へと伸びる道。
走りながら、この一ヶ月間で出会った人たちの顔が
次々と浮かんできました。

広すぎる北海道は、もうカブで走りたくない。
ずっとそう思っていたけれど、いざ離れるとなると
なんだか寂しい・・・

本州は暑いのかな。
伸びた髪、切りたいな。

2009年9月4日金曜日

初めては楽しい@北海道



本日は雨と濃霧と強風につき、キャンプ場に停滞なり。

一人旅の経験は女性にしては豊富な方だとは思いますが、
キャンプに関してはまだまだ初心者。

今回、今までにない超悪天候の中でのキャンプを経験し、
快適に過ごすためにはどんな装備が必要かなど新たな発見を
得ることができました。

こうして洗練されていくんだなぁ。
なんか嬉しいなぁ。

初めてのことってワクワクして楽しいですよね。
若い頃はそれが毎日のようにやってくるけれど、年をとると
自分から飛び込む必要があるので億劫になりがちですが。

何でもいいんです。
まだ作ったことのない作物の種を蒔いてみるとか、
まだ通ったことのない道を通って帰ってみるとか、
まだ食べたことのない料理を作ってみるとか。

初めてのことに失敗はつきもの。でもそれがなきゃ進まない。
常に新しいことにワクワクしながら、年を重ねていきたいなと。
目の輝きだけは保ちたいなと思うのです。

2009年9月3日木曜日

冷温冷温@北海道



久々に早起きして気付いたんですが、
日の出の時刻がずいぶん遅くなりましたね。
夜も7時には真っ暗だし。ちょっと寂し。

今日は支笏湖経由で洞爺湖に行ってきました。
どうですこのお天気!
羊蹄山だって昭和新山の噴煙だって、
くっきりはっきり見えちゃってあらすごい。

でもね、寒いんです。風が冷たいんです。
だから洞爺湖温泉で温まりましたよ。
それはそれは素晴らしい眺めのお風呂でね。

そしてお次は、オロフレ峠を越えて登別へ。
途中まではいい景色だな~なんて思いながら
坂道を上ってたんですが、峠に近づくにつれ
風は強まるわ霧は出るわで寒いんです。
恐ろしく寒いんです。

せっかく温泉に入ったのにまた芯まで冷え冷え。
だから登別温泉で温まりましたよ。
もちろん無料クーポンが使えるホテルでね。

そして今夜の寝床、室蘭の無料キャンプ場へ。
ここがね、意外と標高が高かった。
まっすぐ走れないほどの強風。そして霧・・・

もうここまで来たら仕方ないと決心して、
垣根のすぐ脇にテントを張ってすぐさま中に
入りましたよ。

おや。そんなに寒くない。

こんなに薄っぺらいお家なのにすごいすごい。
風の音がちょっと騒がしすぎるけど、
カブが倒れやしないか心配だけど、
このままさっさと寝てしまおう。

2009年9月2日水曜日

走って食べて寝る@北海道


毎年新聞の一面に載る大きな写真。
「これ本当に?」と疑いたくなるような真っ赤な絨毯。
それが大雪山(銀泉台)の紅葉。

あと二週間もすれば、そんな季節です。

「それまでおったらええやん」
という宿主さんの言葉に多少は心が揺れ動きましたが、
なにせ冬支度をしていませんから、もうこれ以上
道内にいるのは厳しいのです。東北もまわりたいし。

「また冬に来いよ」
という宿主さんの言葉を背中に受けて、
雲ひとつない青空の下、南に向かって走り出しました。

昨晩夜更かししたぶん出発が遅くなったので、
目的地に着くまでひたすら走って走って。

やっとのことで海に出ると、冷たい風。
どんどん冷える体とどんどん傾く太陽。まだ着かない。
それに加えてガス欠寸前。ひー。

どうにかなって、なんとか明るいうちに温泉に到着。
この寒さでキャンプをして大丈夫だろうかと心配した
けれど、コーヒー色した白老温泉に浸かってみれば
なんのその。

日が暮れる前にキャンプ場に到着し、ベンチに座って
ホッと一息。
宿の残りご飯で作った大きなおにぎりをバクバク食べ、
テントに入って久しぶりのパソコンタイム。

あーポカポカする。
あーお腹いっぱい。
あれ、今日一枚も写真撮ってない。
そうだな、馬がたくさんいたな。
あーもう寝よう。
あ、その前に数えてみよう。

一人でキャンプするの、23日ぶり。

2009年9月1日火曜日

さよなら布団@北海道



宿の前から見えた夕焼け。
翌朝は雨だっていうのに夕焼け。
美瑛の空はそんなこと関係ないらしい。
この時期は綺麗な夕焼けがよく見られるらしい。

台風一過。昼から青空が広がり気温も上昇。
久々にカブを動かして、一人で“一般的な丘めぐり”。
やっぱり連れて行ってもらった場所の方が良かったな。

夜は宿主さんがコンビニで捕まえてきたお客さんと
お好み焼きをお腹いっぱい食べて、ガレージで
バイクがピカピカになる魔法のクリームに感動して、
露天風呂ツアーに行って星空の下でポカポカになって。

旅人宿の魅力を久々に味わえました。

キャンプ場、ライダーハウス、民宿、ホテル・・・
それぞれにいいところがあります。
そのなかでも個性があるので一概に何がどうとかは
言えないけれど、いろいろあるんだよってことだけ
知ってもらえれば。

さて、今更ながらエアマットだの折りたたみイスだの
シガーソケットだのを手に入れてしまったので、
明日からキャンプ生活に戻りますよー。
寒いのにね。