2009年5月11日月曜日
言わずとも@長崎
天草のご夫婦宅を出るときに
「してもらってばかりですいませんでした」と言うと、
お母さん「五右衛門風呂沸かしてくれたし」
…それは自分が入るからです。
お父さん「竹の子むくの手伝ってくれたし」
…ほぼ終わりかけの時に手伝い始めたんですが。
この恩は一生旅人に対して返していこうと心に決めて、
フェリー乗り場へ向かいました。
次は新婚旅行で。その約束も果たせますように。
島原へ向かうフェリーターミナルに着くと、これから
ゴルフへ行くというおじさんたちが物めずらしそうに
話しかけてきてくれました。
見知らぬ地名の原付に、女子が一人。目立ちますよね。
フェリーに乗り込みあくびをしてベンチに横になると、
ポンポンと私の肩をたたく人。目を開けるとさっきの
おじさんが缶コーヒーを差し出し「飲め」と。
下船の時にお礼を言うと、強い口調で「気をつけてな。
お父さんお母さんに連絡しなくちゃだめだぞ」と。
自分の親くらいの方とお話しすると、必ずそう言って
くださいます。親が何も言わない分、皆さんが親の心を
代弁しているような、そんな気がします。
さて、島原です。雲仙です。あの普賢岳です。
時間があれば見ると良いよとおじさんに薦められた
道の駅『みずなし本陣ふかえ』にある保存公園は、
噴火の際に土石流災害にあった家屋がそのまま残されて
いました。驚きました。まだ最近ですよ。ここを見なければ
何が起こったかわからないくらいなんですよ。
素晴らしい眺めの『まゆやまロード』をゆっくり走って、
目指したキャンプ場に無事到着。がしかし、
おっとこんな時間。今日はこの辺で。
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