2009年7月20日月曜日

天国@長野



待ちに待った晴れ。の予報。
朝早く出発し、地図に「眺めがいい」と書かれていた
聞いたことのない『高ボッチ高原』へ向かいました。
街はどんより曇り空。けれど山を登り始めると、
木々の間から眩しい光が。これは間違いないぞ。

視界が開けた瞬間、言葉を失いました。
松本市街を覆う雲の上に、くっきりと輪郭をあらわした
北アルプスの山々。。。

おっと。ここで終わりじゃないんです。
回れ右をすると、すぐ目の前に山頂がありました。
たびたび後ろを振り返っては凛々しい山と雲海の風景に
見とれつつ、ゆるやかな傾斜を登ると・・・

下には諏訪湖、左に愛しの八ヶ岳、右に南アルプス、
そして真ん中に― 富士山!
パーフェクト。浅間山も御嶽山も、360°だよ全員集合。

草原の方に少し下りて、足元に咲く小さな花たちと対面。
草むらの中にあらゆる種の植物が混在している様子は、
まさに私が理想とするお花畑です。

なんて美しいんだろう。なんて静かなんだろう。
今ごろ上高地や乗鞍は駐車場がいっぱいなんだろうな。
青く澄んだ空、ぐるりと囲んだ山、目の前に留まる雲、
暖かい日差し、カッコウの鳴き声、虫の声、草の匂い、
戯れる蝶、蜂、トンボ…
あれ?
ここは天国か?

もしかしてと思うほど、私にとって最高に幸せな風景でした。

駐車場に戻ったら、今度は池を目指して林の中をお散歩。
先程とは違う植物を楽しみつつルンルン気分で歩いていると、
前方からごみ袋を持ったハイカーの集団が、道端の何かを
採りながらやって来ました。
聞くと、「ヒメジョオンなどの帰化植物を除去している」
とのこと。

私の感動の裏側には、山を愛する皆さんのこうした協力が
あったのです。
考えてみれば、車で簡単に来ることができる場所を美しく
保つのは困難なことですよね。
連休最終日、帰化植物の除去作業と道路脇の草刈り作業に
たくさんの市民の方々が集まっていらっしゃいました。
愛ですね。
私も愛そう。

夕日と朝日も見たいから、必ずキャンプしにまた来ます。

0 件のコメント:

コメントを投稿