2009年6月30日火曜日

霧の熊野路@和歌山・奈良



昨日から引き続き雨ですが、今日も私は山にいます。
テーマは“紀伊山地の霊場と参詣道”巡りですかね。

早朝から中辺路の熊野古道を少し歩いて、
駐輪場に戻ってなぜか倒れていたバイクを起こし、
道の駅でパンフレットをめくりながら今日の予定を
考えました。何も浮かびません。

とりあえず行ってみたかった熊野本宮大社へ。
前回は那智大社に行ったので、後は速玉大社に行けば
熊野三山制覇です。次回に取っておくとしましょう。

数々の温泉地を素通りし、今日は一体どこまで進んで
しまうのだろう。
答えの出ない質問を繰り返しながら北へと走る私の目に
飛び込んできた一つの看板、『玉置神社→』。

そういえば今朝見たパンフレットに載ってて、なんか
よさげな雰囲気だなって思ったような気がしたような。
と思い出したころにはすでに右折していたのですが、
一路玉置山へ。

山の上は霧で覆われ、あたり一面白の世界。
駐車場から玉置神社までの長い参道を歩きながら、
今日このような天気の日に来れたことを心から幸せに
思いました。

なぜなら、白く光る霧が幻想的な雰囲気を醸し、
美しい森をさらに美しく見せてくれたのです。

境内とその周辺に残る杉の巨木群がつくりだす神聖な
空気の中を、二時間ほど歩きました。
雨に影響された心のジメジメした感じが、綺麗さっぱり
なくなっていました。

よかった。
午前中行こうとしていた美術館が休館日でよかった。
天気が悪くてよかった。

というか、雨を悪い天気というのはおかしいですね。
良い天気でもあるのだから。

それにしても今回の旅は本当に計画いらずです。
直感で動けばおのずと良い結果に導かれますもの。

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