2009年6月5日金曜日

読書の雨@高知



どんより曇り空だけど、今日こそ高知に行きたいの。
行かせてくださいお願いします。

とお願いしなかったからなのかどうかはわかりませんが、
山を越えている途中に雨が降ってきてしまいました。

ダムの近くで東屋を見つけて雨宿り。
あ、そうだ。こんなときこそ本を読もう。と、まだ一頁も
開いていない本の中から伊丹十三のエッセイを読むことに。

面白い。
ニヤニヤしながら読み進め、そういえばこの本の表紙は
どんなだったかなとカバーをめくってみると・・・

「この本を読んでニヤッと笑ったら,あなたは本格派で,しかもちょっと変なヒトです」

あはは。

半分読んだところで、雨も落ち着いてきたので出発。
しかし雨雲の方向へ進んだらしく、間もなく雨は本降りに。
民家も店もないので誰もいない建物の屋根の下で雨宿り。

あんぱんを食べながら続きを読みつつたまに居眠りまで
しているとあっという間に時は過ぎ、雨もほぼ止んだので
再出発。

普段あまり本は読まない私。面白いと思える本に出逢った
喜びと、この本を譲ってくれた友人への感謝の気持ちから
こんな天気にもかかわらず心はほかほか。

濡れた路面で転ばないよう、腕の力を抜き下腹部に集中し
呼吸を整え背筋を伸ばしてエコドライブ。
交通量の非常に少ない整備された道だったことが幸いし、
運転をしながらまるで座禅をしているかのような
おだやかな精神状態になりました。

無事にキャンプ場に着き、冷えた体を温泉であたため、
大好きな納豆を食べていたら空に晴れ間が。

たったそれだけの一日。
だけれどものすごく充実感のある一日でした。


ところで何のインスタントですか。

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